――CM撮影の感想をお聞かせください。
草なぎ:吾郎さんとちょっとだけ絡むシーンがあって、短い時間でしたが、久しぶりに一緒にお芝居できて新鮮でした。
稲垣:テレビCMといっても、状況とかはお芝居や映画、ドラマと同じだもんね。
香取:そうだよね。
草なぎ:日常の世界観でしたし、稲垣吾郎くんのおかげで、僕もすごくフラットに、自然体で演じることができたんじゃないですかね。
稲垣:途中まで、草なぎさんだと気付かなかったんですよ。(笑)
草なぎ:そんなに!?(笑) じゃあ役にハマってたってことだね!
稲垣:うん。そういう役柄の役者さんがいらしたのかと思って。
草なぎ:それは役者冥利(みょうり)に尽きる言葉です。役に同化できているということだもんね。
稲垣:いやもう、さすがですよ。
香取:似合っています。
草なぎ:ありがとうございます。結構ブルー好きだしね。心爽やかなんで、僕。
稲垣:サントリーカラーだしね。
草なぎ:最高でしたよ。出来上がりが楽しみです。
――飲んだ後を描くという珍しい内容の撮影についてはいかがでしたか?
香取:飲んだ後の話をするCMって、なかなかないじゃないですか?
草なぎ:そうですね。
香取:おいしそうに飲んだ後、「おいしー」っていうのみカット、すっごい好きなんですよ、僕。コマーシャルを見るのが好きなので。だけど、飲んだ後から一番伝えたいことを言うCMは初めてだった。ちゃんとラベルを剥がしたり、中を洗って、キャップを外して捨てたりすることが、サステナブルな未来のためだけじゃなくて、ツヨポンが演じてたけど、清掃員の方の助けにもなるんだって。
稲垣:そうだね。
草なぎ:たくさん仕事がある中で、ちゃんと分別していただくと、その手間が軽減されますから、ゴミを捨てる時、先の人がいることを考えることも大事ですよね。今回、僕はその役を演じました。
稲垣:代表というか、全国の清掃員さんの気持ちを代弁しているよね。
草なぎ:撮影ですが、やっぱりちゃんと分別されていると、すごく気持ちいいなと思いました。
香取:ペットボトルは、ゴミじゃなくて資源なんだよね。
草なぎ:そうなんです。
香取:そのことを今回、草なぎ剛の演技が気付かせてくれました。
稲垣:僕も清掃員と思ってしまったぐらいの演技でね。
香取:ほんと、スタジオに入ってきた時、誰も気付かなかったよ。(笑)
草なぎ:昨日から役作りしてきましたから。