<弁論をはじめます。>チョン・リョウォンら主要キャストが魅力語る 出演の決め手は「台本の面白さ」

2022/10/07 16:28 配信

ドラマ

撮影現場のムードメーカーはチョン・リョウォン


チョン・ジニョンのほめ言葉で場の空気が少し和らいだところで、話は撮影現場の話題に。撮影現場のムードメーカーを聞かれたカン・ミング監督は、「とても難しい質問ですね」と少し悩みながらも、「撮影現場の雰囲気がよかったのは、チョン・リョウォンさんのおかげだと思います。さっぱりとした性格で、スタッフのケアもよくしてくれました」と回答。チョン・リョウォンも「異議ありません」と笑顔で即答した。

しかし、そこに異議を唱えたのは、イ・ギュヒョン。「(チョン・リョウォンは)僕のコーヒーを奪って飲んでいたおかげで気持ちよく撮影に臨めたのです」と話し、撮影現場の雰囲気をよくした功労者は自分だと主張し、会場の笑いを誘った。

「一人をずっと追いかけることができない」ところが魅力


他の作品と違う今作の魅力について聞かれると、チョン・リョウォンは「多くの作品は1話を観た瞬間から、誰か一人は応援したい気持ちになるじゃないですか。でも今作はそういう人を見つけても、徐々に何か疑わしいところが見えてくるんです。裏切られる感じがすることもあって。『私はこの人を応援していてもいいんだよね?』『いや、こっちの方を応援しようかな』と変わっていく。それがすごく新鮮だと思いました。一人をずっと追いかけることができないというのが、この作品の魅力だと思います」と回答。

イ・ギュヒョンは「今回は法廷エピソードだけでなく、その下に、ものすごく大きな事件が隠れています。それがいろいろなことがあった末に、『ああ、だからこうだったのか』とパズルのピースが全部ハマる瞬間がくる。そこが面白いと思います」と熱弁した。

イ・ギュヒョン「役柄とのシンクロ率は30%」の理由は…


続いて、会見に出席した記者たちから質問を受ける時間に。まずは、「役柄とのシンクロ率は30%」と話したイ・ギュヒョンに、30%の根拠を聞く質問から。「僕は、相手役の方と早く仲良くなりたいので、現場でちょっかいを出したりするんです。監督の許可があった範囲でアドリブもして。チャ・シベクも、そういう“軽いおふざけ”をノ・チャッキに対してする。そこが似ているのではないかと思います」とイ・ギュヒョン。すると隣で、チョン・リョウォンが大きくうなずき、「(イ・ギュヒョンは)とても魅力の多い俳優さんです」と称賛した。

“ロマンス要素”は少なめ


年頃の男女が主人公となると、二人のロマンスにも期待してしまうもの。ここでもロマンスについて聞く質問が出たが、「今作にはロマンス要素はあまりない」と監督。チョン・リョウォンも「ドラマを観ると、"もう、もっとしてよ"と思うと思います。"なんでそこで終わるのよ"って。ストーリーの中に隠れているくらいで、ストーリーを邪魔しない程度に描かれています」、イ・ギュヒョンも「ロマンスという単語が今、若干新鮮に感じるほどです。後半部に進むにつれ、二人の距離はものすごく近づきますが、近づいたからこそ争いが起こったりと、距離感が毒になったりもして。ロマンスものとは、距離のある作品ではないかと思います」と、ロマンス"ではない"部分に比重を置いた作品であることを強調した。