東宝芸能に所属する、ガールズグループPiXMiXが2022年6月より、武内愛莉、和泉芳怜、桐島十和子、大谷美咲の4人で再スタートを切った。今年の夏は、『@JAM EXPO 2022』への出演や、10月には結成5周年を記念したワンマンライブ開催、2nd アルバム『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』の発売が決定するなど勢いが増している。また、個人活動の幅も広げており、和泉芳怜に関しては1st写真集の発売、映画『グリーンバレット』へ出演するなど、個人での活躍にも目が離せないグループになっている。メンバーは10月に開催される5周年ワンマンライブに向けて、「今までのありがとうと、これからも信じてもらえるような、最高のライブにできたら」と話し、「6人体制からCDも出してなくて。もう出せないと思っていました」と2ndアルバム発売への喜びも打ち明けた。
――今年の夏はアルバムの制作やフェスへ出演されるなど、大忙しでしたね!
大谷: 1日1日の密度がすごく濃かったです。やっていることとしてもすごく沢山あったんですけど、思い返すと、まだ1ヶ月しか経ってなかったんだ、みたいな夏でした。
武内:確かにビューンって過ぎていきましたね。
大谷:アルバムの準備だったり、MV撮影とかジャケ写撮影とかが並行していたのでメンバーとは毎日一緒にいるレベルで、今年の夏は過ごしていました。
ーーアルバム制作の思い出、思い入れをお聞かせください。
大谷:今回このアルバムに私が作詞した楽曲を7曲収録させていただいていて、それって本当に夢みたいだなと思うんです。作詞作曲とかは趣味で元々やっていたので、作詞ができるのがすごいとかじゃなくて。私が書いた歌詞をメンバーが歌って、それをファンの方に評価されているっていう事実がすごく贅沢だなと。
私が歌詞を書いたりした期間がたまたまグループの節目期間だったので、そのときそのときの私たちのことを歌っている曲が多いので、このアルバムを聞いていただけると、PiXMiXの歴史がわかるアルバムになっています。
――例えば、どの楽曲にPiXMiXの歴史が描かれていますか?
大谷:アンビバレンスで言うと、こひめの卒業するタイミングで書いた歌詞なので、卒業して欲しくないっていう寂しい気持ちと、でも頑張ってほしい、応援したいっていう感情の交差が存在するっていう気持ちが表れているのがアンビバレンスなんです。
――アルバム制作での思い出はありますか?
和泉:アルバムの中でMVを2回撮ってそれが結構印象に残っていて、両方とも撮影現場に、クーラーがなくて…。1回目撮ったときに、次はクーラーあるかなって思っていたんですが、2回目もなかったんです。来年の夏とか思い出した時に、暑かったけど楽しかったねって、言える夏だなって。あと、MVだと制服とかで撮ったりしていたんですけど、私、本当に汗っかきで、色が悪く見えたりしていました(笑)。
武内:1stアルバムに一番初めの頃の曲とかも入っているので、聞き返すと声が幼いんですよ。そういう楽曲とかを、何曲か、改めて4人バージョンでレコーディングをやり直したりしたんですけど、やっぱり昔と比べて声が大人になったなって感じることも多くて。歌割りとかも6人のときから4人になって増えたので、新鮮な今までとは違う感じが味わえると思います。
大谷:何か伝え方の癖みたいな個性みたいなのがこの5年ですごくそれぞれ特化されたなと思っているので、音源聞いて誰の声っていうのがわかりやすくなりました。
桐島:私はジャケット写真の撮影が虫とかがすごかったことですね。すごい自然の場所に行ったんですよ。川とか線路とかで撮って、芝生の上に寝転がるときにコオロギの赤ちゃんみたいなのが大量に飛んでいて。その時はうわーって思ったんですが、撮った写真を見せてもらったら、めちゃくちゃ綺麗過ぎて、虫とかどうでもいいやってなりました。
――今回のアルバムのタイトル『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』はいかがですか?
大谷:前作のアルバムが「君がいたから」っていう過去形だったんですが、今回は「まだ、旅の途中。隣には君がいる。」って現在形なんです。普通は多分一つ目が現在形で二つ目が過去形みたいな感じなのかなと思っていたのでエモさを感じました。
桐島:“隣には君がいる”ってまだまだ君がいる限り頑張れるっていう、その通りだなと思って。タイトルの「まだ、旅の途中。」ってのもいいですね。
――アルバムなどのタイトルは皆さんで話して決めるんですか?
大谷:基本的にサプライズです。でもこのアルバムの発表が久しぶりのサプライズだったので、きたー!と思って懐かしくなりました。
和泉:今回のアルバムが1年8ヶ月ぶりで、6人体制からCDも出してなくて。もう出せないと思っていました(笑)。
――アルバムを聴いて、皆さんの成長を感じる方も沢山いると思います。ご自身が感じる成長した部分は?
大谷:結成当初はかわいい歌を6人で揃ったパフォーマンスで魅せますって感じのライブだったんですけど、最近は歌もダンスも届ける、伝える、という気持ちでライブに挑んでいます。なので、それぞれのメンバーが常に本気で歌っているので余計にレベルがアップしたんじゃないかなと思います。
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