――4人体制になってから6月以降かなり大きな変化がありましたよね。
大谷：4人体制になった初めての単独ライブでアルバム発売がサプライズ発表されたので、不安とかどうしようとか迷いはなかったです。今は全員が前を向いている状態なので、余計に無敵な状態で夏を越えられたというか、本当に何でもやろうみたいな気持ちで全員が挑んだ夏でした。
――グループの方向性についてメンバーで話したりはしますか？
和泉：前までは結構かわいいさとか、かっこよさとか、私達がステージ上で踊って見せるっていうことが多かったんです。でも、最近のアンビバレンスとか、ノンフィクションとかは、気持ちを伝えたり、一緒にお客さんとかと熱くなるってことが多くて、だからすごい私達も感情を込めて、客席に届けられるように意識して歌っています。なので、そういう新しいPiXMiXが、最近は皆さんに伝えられるグループになっているんじゃないかなと思います。
――それぞれパフォーマンスで見てほしいところはどこですか？
桐島：私は、舞台に出てから大きな声を出せるようになりまして…。今までは歌苦手だし、音程外しちゃうから歌わない方がいいやって思ったんです。でも、間違っても音程外してもいいから楽しくやるっていうお稽古の仕方だったので、大きい声を出せるようになって帰って来ることができました。舞台が終わってから、音響さんとかから、すごい良くなったねって言ってもらえて、だんだん自信がついてきたので、ファンの方にも大きな声を聞いていただきたいです。
武内：私は、歌もダンスもまだまだ苦手なんですけど、元々バレエをやっていて、曲によってしなやかなダンスだったり、もうバキバキなダンスだったりとかあるんですけど、私は結構しなやかダンスを褒めて頂くことが多くて。でも本当に、一番初めの本当に結成当初の頃は全くダンスとかもできなかったので、そこからしたら結構ダンスもうまくなったねって言われることあるので、成長を見てもらいたいです。
和泉：私も歌があんまり得意じゃなくて、高い音があんまりでないところが多かったんですけど、PiXMiX結成して1年くらいのときに、ちょっと本気で歌頑張ろうって思って。それまではメインボーカルの2人がいて、残り4人はソロが1個もない、歌割りで、端っこって感じがすごいあったんです。でも、端っこの3人で歌を1回歌ったことがあって、そのときに頑張らなきゃって思って、そこからボイトレに通い始めて、成長はできているんじゃないかなと思うので、私の成長を見守ってもらえたらなと思います。
大谷：アイドルは、結構かわいい楽曲とかが多いと思うんですけど、そうじゃない歌詞を書くしそうじゃない楽曲が多いので、上手く歌うとかじゃなくて言葉を届けようというのを一番意識しています。5年とか長く歌っている楽曲とかでは結構アレンジして歌うことが多いので、注目してくれたらと嬉しいです。
――ライブが10月に開催されますがどんなライブになりそうですか？
大谷：まだ細かい構成とかは決めていないんですけど、予想というか理想は、ゲームコーナーとかそういうのじゃなくて、PiXMiXの全てと、これまでとこれからの全部をパフォーマンスで表現したいと思っています。今までのありがとうと、これからも信じてもらえるような、最高のライブにできたらと思います。
――今の、PiXMiXのここを見てというところは？
大谷：最近、よく褒められる曲がノンフィクションなんですけど、もう目線とか髪型とか振り付けとか気にしないくらい歌に振り切っている曲になっていて、それがすごいギャップというか私達のまた新たな挑戦になっています。
さらに歌詞を書いたときに、うまくいかなかったことも軌跡みたいに、今の瞬間も全部本物だよっていう気持ちで書いたので、ライブですごく活きる曲だなと、今しかできないパフォーマンスを今届けるっていうのが一番意識することなので、ワンマンライブでも今しか届けられない気持ちを全部乗せて歌いたいです。
◆取材・文＝山田椋太
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