――子どもは好きですか?
大好きになりました。私はそれまで、結婚とか母親になることについてほぼ無関心だったんです。自分がやりたいこともたくさんあって、仕事もやりたいし、自分の人生が楽しい、という考えしかなかったんですが、この作品を終えて、子どもって素晴らしい存在だなと気付きました。
もうすぐ26歳になる(取材時)ということもあるかもしれませんが、そういった考えが生まれてきたことも含め、女優としても、私の人生においても、すごく影響のある作品になったかなと思っています。
――子役のつむぎちゃんとの関係はいかがでしたか?
つむぎちゃんは最初はモジモジしていて彼女も緊張していたと思うんですけど、いっぱい話しかけたり、長い時間一緒にいたりすると心を開いてくれて、すごく話し掛けてくれました。一緒に遊んだりもして、楽しかったですね。
――監督は俳優でもある小澤和義さんですね。
顔面に迫力があってめっちゃ怖いんですが(笑)、性格はめっちゃ優しいんです。和みますよ。現場が優しかったから、自分も「このままでいいんだ」と自信を持って現場にいることができました。私が相談したりしても、常に私が自信を持ってお芝居に挑めるように声掛けをしてくださいました。
――監督のお兄さんである小沢仁志さんも出演されていました。
そうなんです。友情出演してくださいました。お兄さんが来た時には現場が痺れました(笑)。でも、お兄さんもイメージとは違って本当にほんわかとした柔らかい方だったので、楽しく撮影できました。
――改めて、今作で見てほしいところなどを教えてください。
殻に閉じこもっていた一人の女性が、いろんな人に助けてもらっていく過程で少しずつ強くなっていく姿に注目して見てもらえたらなと思います。ラストも前向きな表情で終われるようになっていて、この作品を見終えた後には元気が出ると思うので、目の前にあることを頑張ろうという気持ちになってくれたらうれしいです。
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