兒玉遥、充実した俳優活動への思いと過去の悩み「アイドルの頃は心身のコントロールが上手じゃなかった」

兒玉遥撮影:山田健史、メーク:宮本圭歌

3年目にしてやっと女優としての生活に慣れてきた


――俳優としての活動は現在3年目とのことですが、ご自身の成長を実感することはありますか?

まだまだいろんな役を通じて経験を積みたいなって思っているところではありますが、3年目にしてやっと女優としての生活に慣れてきたという感じです。アイドルとして生活していた時とは仕事のスタンスも時間の過ごし方も変わったと思うので、リズムが掴めてきたような感覚です。

――同じ芸能界というくくりではあると思いますが、アイドルとはやはり違うものですか?

全然違いますね。アイドルの時はスケジュールが常に埋まっていて休みなんてほぼなかったんです。けど、女優の仕事は撮影期間がまとまってあったり、連休を取れたりもするので、そういった部分では過ごしやすいかなと思います。

――出演作が続々と公開されますが、周囲の反響はいかがですか?

ファンの方はすごく喜んでくれているし、両親も作品を見に行ったりして活躍を見てくれています。そういったことがすごく励みになります。うれしいですね。

兒玉遥撮影:山田健史、メーク:宮本圭歌


グラビアの仕事は「きれいなうちにきれいな写真をたくさん残しておきたい」


――映画だけでなく、グラビアのお仕事も久しぶりにされていました。写真集「Stay 25」も11月25日に発売されます。

そうですね。グラビアに関しては、今が25歳なのできれいなうちにきれいな写真をたくさん残しておきたいというような気持ちがあったので、撮ってもらえて楽しかったです。アイドルを卒業して、25歳の今だからこそ出せる雰囲気や表情があると思うので、できるだけたくさん残したいと思っています。

――年を重ね、どんどんときれいになられている印象があります。

どうなんですかね。今が一番いい感じに、いろいろと削ぎ落とされているような気はします(笑)。美意識は常に高く持つようにしているんです。見られることは好きだから、自分に自信がある状態で作品に映っていたり、カメラの前に立っていたりしないと気分が良くないので、この仕事が好きだからこそちゃんとキープしようと常に思っています。

――アイドルとして活動していた時ももちろん美意識はあったと思いますが、今とはまた違いますか?

アイドルの頃は心身のコントロールが上手じゃなかったので、精神的に来るものもあっただろうし、美的感覚もまだ養われてないところがあったと思います。今の方が休み方も覚えたり、価値観が変わったりといろいろな要素が加わって、いい状態かなと思います。

――性格も変わりましたか?

基本的には変わっていないと思うんですが、前より穏やかには過ごせるようになったかなと思います。

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