MCUの“新たな広がり”に期待…古典映画へのオマージュも詰まったマーベル版ホラー「ウェアウルフ・バイ・ナイト」

2022/10/12 06:30 配信

映画 レビュー

「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」より(C) 2022 Marvel

狼男への変身シーンや戦闘シーンも見どころとなっている本作だが、MCUの他の作品との関連性も気になるところ。オープニングで“ヒーローたちが活躍する世界”とこの世界を比較していたところを見ると、同じではないが、隣り合わせの世界だと考えられる。

マンシングは、MCUフェーズ3の「マイティ・ソー:バトルロイヤル」の中で、惑星サカールにあるグランドマスターの塔の側面に顔が描かれていたりするので、関連はあるのだろう。そして、エルサ・ブラッドストーンは有能なヴァンパイアハンター。2023年11月に公開が予定されているMCU版の映画「ブレイド」は、主人公が人間と吸血鬼の血を受け継ぐヴァンパイアハンターなので、ここにもつながってくるのではないだろうか。

この辺りの名前が並ぶと、“ミッドナイト・サンズ”というチーム名が浮かんでくるように、この「ウェアウルフ・バイ・ナイト」を起点として、MCUの中に新たな広がりが生まれることを期待したい。

なお、「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト」はディズニープラスで配信中。

◆文=田中隆信