26時のマスカレイドの森みはるが、2nd写真集「Lastart」(扶桑社)を10月24日に発売。26時のマスカレイドは、10月30日(日)を持って解散することが発表されており、“ニジマス”森としての最後の写真集となる。グループの解散と共に、自身の芸能活動の終わりも意識したという森。写真集に込めた思いや現在の心境、ファンやメンバーに対する考えを素直に語ってもらった。
――今回の写真集はグループの解散が決まった後、7月頃に撮影されたとのことですが、1st写真集とは心境の変化もあったのでは?
解散が決まってこれからのことを考えた時、最初に「芸能はもうやらないかな」と思ったんです。「私は10月までなんだ」と考えた時に、グループとしてもそうだけど、個人としてもやり残したことがないようにしたいなと思いました。それで、1st写真集の撮影がすごく楽しかったので、「2nd写真集を出したいです」とお願いしたんです。解散前、活動している内に出したいということもあって、スケジュールはタイトでした。
――アイドルとしての最後を意識した写真集だったんですね。
1st写真集の時も、アイドルである“ニジマスの森みはる”として声を掛けていただいたので、「アイドルをやっている今の自分を写真集という形で最後に残しておきたい」という気持ちがありました。みんなが好きでいてくれた“アイドルの私”として、最後の姿を忘れないでいてもらえたらいいなと思っています。
今回の撮影では、楽しい私の姿をたくさん収めていただいていますが、きっとそういう姿がファンの方にも喜んでもらえるんじゃないのかなと思っています。もしなかなか会えなくなったとしても、見返した時にいっぱい笑顔の写真があった方がみんなも元気が出るのかなと思って、とにかく楽しむという気持ちだけで挑みました。
――それから少したって、現在は今後についてのどう考えていますか?
今はまだ、他にやりたいことが見つかっていないから、自分にできることとできないことを考えると、今まで芸能しかやってきていない私から芸能を取ったら何ができるんだろうということも思うんです。
今後、「私はこれをやりたい」「こういう人になりたい」と強く思えるものがあれば、それが芸能だとしても芸能じゃないとしても決断するのかなとは思うんですけど、もともと無趣味ということもあってやりたいことがなかなか見つからない。少しくらいは休憩しようかなとも思うけどずっと休憩しているわけにもいかないし、生きていくために何かするならば、やっぱり「芸能しかやったことないな」という気持ちも出てきます。
事務所には「辞めます」とまで言いましたが、これまでずっとやってこられたのはこの環境が自分に合っていたからなのかなって。メンバーもマネージャーも社長も、いろいろな所で出会う現場のスタッフさんもすごく温かくて優しい人ばかりなのは、このお仕事の良いところだなとすごく思うんです。ファンの方に応援してもらえるのも当たり前のことではないし。
私は欲張りでわがままだから、「辞めたい」とは言ったけど、結局自分にできるのはこれなのかなとも思うんです。だから、もしかしたらこれからも芸能を続けるかもしれないけど、いつか“やりたいと思う何か”が見つかったら、ふわっといなくなるのかもしれません。先のことは分からないけど、その時にまたファンの方が悲しむのなら、期待させずに今見切りをつけた方がいいのかなとか。いろいろ考えてしまいます。