──退団後の活躍は舞台だけではなく、ドラマ「マイファミリー」(TBS系)にも出演され話題になりました。「マイファミリー」の現場で、特に印象的だった共演者とのやりとりはありますか?
夫婦役の濱田岳さんとの最後の拘置所のシーンです。セリフがなくても気持ちや心は通じるんだなというのを非常に感じました。あのシーンは自分にとってもかなり大きなものでした。
──表情のみでお芝居するあの場面は、映像作品ならでは切り取り方と言えるかもしれないですね。
そうですね。ああいう繊細な目線のやりとりや瞳の揺らぎは映像じゃないと切り取れないところだと思うので。良いシーンをやらせていただけたなと思います。
──ドラマ出演によって、これまでのファンとは違う方々にも珠城さんのお名前が広まっていると思いますが、反響などは感じていらっしゃいますか?
まだ自分自身では感じていないのですが、今日みたいに取材をしていただくときに「マイファミリー」の話題を出していただくことが多いので、業界の方が注目して見てくださっていたんだなというのは感じますし、うれしいです。
──ちなみに、珠城さんは子供の頃からテレビっ子だったそうですが、特に好きな番組はありますか?
たくさんありますが、やっぱりドラマは好きですね。それこそ「ブラックペアン」とか「ドラゴン桜」とか、日曜劇場のものは好きだったので、「マイファミリー」で日曜劇場の枠の作品に出られたのはすごくうれしかったです。あとはアニメも大好きで、今でも時間があれば見ています。ジブリやディズニーはひと通り見ていますし、新海誠監督や細田守監督のものもだいたい観ています。「魔法騎士レイアース」がドンビシャ世代で、最近では先輩に勧められた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を全部見て、感動しました。
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