「マンダロリアン」「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」「オビ=ワン・ケノービ」に続く、「スター・ウォーズ」シリーズオリジナルドラマ第4弾となる「キャシアン・アンドー」。本作は「スター・ウォーズ アンソロジー・シリーズ」の第1弾として2016年に公開された「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で、冷静沈着な情報将校として命懸けのミッションに挑んだキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ/日本語版の声:加瀬康之)が主人公。10月12日に配信された第6話では、キャシアンらわずか6人の反乱分子たちが、惑星アルダーニの基地に保管されている金を強奪する作戦が決行された。(以下、ネタバレを含みます)
同作は帝国軍が銀河を支配する暗黒の時代を舞台に、「スター・ウォーズ」の世界において、常に要となる存在だった反乱軍の誕生を描く物語。毎週水曜にディズニープラスで独占配信されている。
第4話で追っ手から助けてくれた反乱軍のルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)から反乱軍の活動に誘われたキャシアン。結果的に傭兵として雇われたキャシアンは、第5話より惑星アルダーニに潜むわずか5人のチームに参加する。銀河系の中継地であるアルダーニには各惑星の基地に勤める帝国軍人の給与が保管されており、資金不足に苦しむ反乱軍はそれを盗もうとしていた。しかし、資金がないだけに武器も人材も不足しており、第6話では一か八かの作戦に挑むことに。
作戦はアルダーニの天文現象「目」の日に決行。3年に一度、流星が夜空を埋め尽くす“アルダーニの目”の日には、惑星全体から先住民が集まる。さらに娯楽のないアルダーニでは派遣された兵士たちもこれを楽しみにしており、自ずと警備が手薄になるため、その隙を突いて金を奪う計画だ。チームは男性陣と女性陣に分かれ、男性陣は帝国軍兵士に扮(ふん)し、帝国軍を恨むゴーン中尉(スーレ・リミ)の手はずで内部へ。女性陣は別ルートから基地に潜入し、通信を妨害する準備をしていた。
多くの兵士が「目」に集中する中、チームは金庫室の鍵となる上官を捕らえ、奥へと侵入していく。基地の外では先住民たちが歌と舞で「目」を迎えようとしている一方、金庫室ではキャシアンらが残っていた帝国兵士らを脅して、金を運ばせていた。そして、歌と舞が最高潮に達した瞬間に「目」が空一面を覆った。と、同時に侵入に気付いた帝国兵士が金庫室に現れ、銃撃戦となる。
キャシアンらは金庫室にある貨物船のロノで脱出する予定だが、ロノは速度が遅いため、多くの惑星が上空を通っている「目」の間に決行しなければ、全員囚われの身となってしまう。作戦の成功は時間との勝負のため、誰もが焦りを隠せない様子だったが、ギリギリのところで脱出に成功。その後は仲間のネミック(アレックス・ロウザー)の指示で流星群に突入すると、追っ手の軽量機体であるタイ・ファイターは一瞬で粉々になってしまい、逃げ切ることができた。
綿密な計画のおかげで8000万クレジット(約8000万ドル)を盗むことに成功したが、犠牲も払うことになった。金庫室で仲間を失った上に、ロノの中でネミックも負傷し、4本腕の医者に診てもらうも帰らぬ人に。しかも、何かとキャシアンに当たっていたスキーン(エボン・モス=バクラック)が、金を持ち逃げしようと、事もあろうにキャシアンに持ちかけてきたのだ。
さらに、結束を固めるきっかけにもなったかつて彼が話した“過去”も全てうそだったことが分かり、キャシアンは反射的に彼を射殺。チームから去ることを決意する。その頃、首都惑星コルセントでは、アルダーニでの反乱が知れ渡り、大ごととなっていた。
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