アップアップガールズ(仮)、アップアップガールズ(2)とDDTプロレスリングが、アイドル界とプロレス界の垣根を越えて強力タッグを結成。新プロジェクト“アップアップガールズ(プロレス)”を立ち上げることになり、5月29日に都内のDDT竹芝道場で「アップアップガールズ×DDT 新プロジェクト アップアップガールズ(プロレス)」の記者会見が行われた。
アプガ(仮)とDDTは、これまでアップアップDDTという形で合同興行を行い、リング上ライブや工場プロレスなど、さまざまなコラボを行なっている間柄。今回の記者会見には、高木三四郎(株式会社DDTプロレスリング社長兼レスラー)、アップアップガールズ(仮)、アプガ(2)の吉川茉優、山下実優選手(東京女子プロレス)、足立光(BODY PLANT代表)が出席した。
高木は「アプガさんとDDTは、もう一個上のステップに上がる時なんですよ。今回は、新たなプロジェクトを立ち上げます。その名は“アップアップガールズ(プロレス)”。その新メンバーオーディションを開始します!」と告げる。
続けて、「真剣にプロレスラーを目指す人、真剣にアイドルを目指すプロジェクト、これがアプガ(プロレス)です。アプガ(プロレス)は、プロレスラーとしても日本武道館(東京)、アイドルとしても日本武道館単独公演を目指します!」とアプガ(プロレス)の詳細を紹介。
さらに、「オーディション合格者は、アプガの妹分グループとして、横浜アリーナ(神奈川)の『@JAM EXPO』にてアイドルステージデビュー…これは勝手に予定してます。'17年中にCDデビュー。'18年1月に予定されている、DDTのグループ団体である東京女子プロレスの後楽園ホール大会(東京)でプロレスデビューします」と今後の計画を発表。
「これらの予定以降も、ライブ、プロレスに定期参戦予定です。なので、“アイドルでプロレスラー!! 世界最強のアイドルを目指す女性はここに集まれ!”ってことです」とオーディションをアピールした。
高木は「僕は、いろんな方に応募してきてもらいたいんですけど、現メンバーからもプロレスラーになってほしいなと思ってます」と話し、空手黒帯の佐保明梨を指名。佐保は「確かに私は空手の黒帯なんですけど、私は空手一筋なのでプロレスはちょっと。アプガ(空手)ならやるんですけど…」と参戦を保留する。
タワーレコード主催アイドルアームレスリング大会3連覇チャンピオンの森咲樹は、「私はアプガのマッチョ担当なんですけど、私よりもマッチョ担当が現れるということですよね? それはヤバいですね。私、アイドル界で1番腕相撲が強い女になりたいので、アプガ(プロレス)はアプガの妹分ではあるけど、いい意味でライバル視です」と、早くも闘志メラメラ状態。
新井愛瞳は「今、アイドルもプロレスも盛り上がってきてるじゃないですか。なので、どっちも合わせることで、また新たな一面も見られるんじゃないかなって。今までは“守ってあげたくなるアイドル”っていたけど、あなたのことをお守りしますっていう“守ってくれるアイドル”が出てきてもいいんじゃないかなと思います」とアイドル界、プロレス界のニューウェーブ到来を期待。
さらに、新井は「かつてアイドル戦国時代と言われてましたけど、これからはアイドルプロレス戦国時代っていうのを、アプガが盛り上げていきたいなと思います!」と熱く語った。
アプガ(プロレス)のメンバーが試合を行う団体・東京女子プロレスの山下選手は、「私も個人的にアイドルが好きで、アプガさんも大好きなんです。今回、アプガ(プロレス)の企画を聞いた時は、なんて最強の企画なんだと思いました。アプガ(プロレス)の選手は、東京女子プロレスの妹分でもあるので、私たちもワクワクしてます。少しでも興味を持ったらぜひ応募してください」とコメント。
アプガ(プロレス)の練習やフィジカル面を担当するBODY PLANT六本木ジム・足立は、「今まで、ジムでは格闘技、プロレスではオカダカズチカ選手など、多くの選手、チャンピオンを排出してきました。僕は、アプガのフィジカルトレーナーを担当してるんですが、今回、強く美しい女性の体作りをしたいので、とても楽しみです。私もやってみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひチャレンジしてください!」と、完璧なボディ作りを約束した。
2人のコメントを受け、高木は「ほんとに強力なタッグパートナーが揃っているので、必ずやアプガ(プロレス)に応募してくれる皆さんを、戦って歌って踊れるアイドル、プロレスラーに育てたいと思ってます」と確約。さらに、「(アプガメンバーの)佐藤綾乃さんも秋に卒業を控えてますが、もしよかったら卒業後にどうですか?」と勧誘。佐藤は「メンバーとの再会が、ムキムキになって格好良くなってっていうのもアリかなって。検討します(笑)」と、にこやかに返答する。
高木は、アプガ(2)の高身長・吉川茉優にも「身長170cm? いけますよ」と目をつける。吉川は「私も、夢を諦められないってキャッチフレーズにビビッときてアプガに入ったばかりなんですが、また新しい仲間が増えるのはすごく嬉しいなと思います。あと、妹分が増えるってことで、2期もうかうかしてられないなと思います」と、意気込みを見せた。
会見の終盤では、記者からの「何人くらい選手を集める予定か?」の問いに、高木は「東京女子プロレスへの継続参戦も考えておりますので、4~5人とは思ってるんですが、あまりにもいいなって子が20人くらい集まったら、団体を旗揚げしちゃおうかなと思ってます」と、アプガ(プロレス)の団体化構想も口に。
また、「もし人数が集まった場合、1つの大会で試合もやって、ライブもやるということも?」との問いには、「もちろんです。昔の全日本女子プロレスさんでは、ビューティーペアさんとか、必ず歌を歌ってたんですよ。僕の思う女子プロレスというのは、歌と試合の融合じゃないかなと思うので、それがアプガ(プロレス)で実現できればと思います」と返答した。
佐保は、「もしリングデビューが決まったら、リングネームは?」という質問に対して、「“佐保黒帯”という名前にしたいと思います!」と回答。高木は「“佐保黒帯”は、斬新でいいと思います(笑)。佐保さんの場合、空手家対プロレスラーとか、異種格闘技戦でもいいと思いますね」と、さらなる構想も。
また、アイドル好きで、Berryz工房の「ジンギスカン」を入場曲にしている山下選手は“アプガ(プロレス)ならではの強み”を聞かれ、「やっぱりアイドルということで、キラキラしてるのが強みだと思います。なので、アプガ(プロレス)が近い将来リングに上がったら、華もあるし歌って踊って戦える、世の中のトレンドになると思います」と期待していた。
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