【インタビュー】高いセルフプロデュース力を誇る5人組・FlowBack。永遠の挑戦者としての想いや生き様が込められた1stアルバムをリリース

2017/05/31 11:32 配信

音楽

1stアルバム『VERSUS』をリリースした注目の5人組ダンス&ボーカルグループ・FlowBack


僕は間違いなく、FlowBackが一番カッコ良いと思ってます。


 5人組シンガー&ダンスグループ、FlowBackがついに1stフルアルバムをリリースする。タイトルは、あらゆる逆境と対峙し続けてきた彼らのポリシーを象徴する、『VERSUS』(ヴァーサス)。

「“挑戦”はFlowBackの永遠のテーマ。新たなことに挑戦したり、一歩踏み出すたびに必ず壁が立ちはだかるものだし、それを乗り越えるってことは、戦う=“VERSUS”ってことかなと思うんです。いろんな曲やジャンルに挑戦したり、ステージで戦うっていう意味でもあるけど、一番は自分自身との戦いというか。そういう意味で、『VERSUS』っていうアルバムの中に、永遠の挑戦者としての僕ら5人の想いや生きざまが、ぎゅっと込められたかなと思います」(REIJI)

 アルバム『VERSUS』のイメージや、メンバー5人それぞれの個性。それらを活かし、ファッション担当のメンバー、MARKがスタイリングを考案したカラフルな衣装が目を引くアーティスト写真からもわかる通り、甘いルックスも彼らの大きな武器。しかし、理想を求め、オーディションを受け続けるものの、落選という挫折を繰り返してきたMASAHARU、TATSUKI、MARK、REIJI、JUDAI。まさにFlowBack(逆流)という名にふさわしい彼らが作り上げた『VERSUS』には、5人のやわらかな歌声、スタイリッシュなサウンドやダンス、キュートな風貌からは想像もつかないほどの、熱い想いが込められている。

「僕らの道のりは本当、泥臭さしかないですから(笑)。LINEオーディション(2014年開催の国内最大規模オーディション)でもグランプリを逃したり、いつも惜しいところで一位を逃してきたグループなんです。でも僕らはそこをハングリー精神に変えてやってきた」(TATSUKI)

「今、いろんなダンス&ボーカルのグループがいる中で、音楽面でも歌とダンスへの思いの面でもファッション面でも、僕は間違いなく、FlowBackが一番カッコ良いと思ってます。どのアーティストもきっとそう思ってるでしょうけど、その人たちよりも僕らのほうが強く思ってると思ってます(笑)。だからこそ、自分たちの想いを一曲一曲に込めたいんだと思う」(MARK)

【写真を見る】FlowBackは楽曲制作・コレオグラフをはじめ、衣装のスタイリングやグッズデザインに至るまでメンバー自身が携わっているという高いセルフプロデュース力を備えたグループ


 そんな彼らの熱い思いとチャレンジ精神。それは、気鋭クリエイター陣とともに作り上げたエッジィな楽曲の数々からも嗅ぎ取れる。EDM~ダブステップなサウンドで攻める「VERSUS」、80'SなR&Bグルーヴが心地よい「Champague Shower」、オリコンウィークリーチャート6位を獲得した硬派なヒップホップ・ナンバー「BOOYAH!」など、キュートなボーイズグループだと思ってナメてかかるとどの曲も確実に火傷するクオリティとセンス。最年少メンバー、JUDAI自らリリックを手がけるラップの威力もグループの魅力だ。

「「BOOYAH!」を筆頭に、“メジャーになってもこういう曲やるんだ⁉︎”って驚かれるような曲に挑戦していきたいんです。今回のアルバムでも、そういうボーダーラインを振り切れたものを作れたという点は達成できたなと思います」(MARK)

 また、メンバーのMASAHARUは『VERSUS』収録のバラード「I SWEAR」が主題歌となるドラマ『#セルおつ』(ABC朝日放送テレビ)に、“役者”として出演。個人としても、“新たな挑戦”にトライしている真っ最中である。

「ドラマと、ソロでやり始めたラジオに関してもまだまだ挑戦ばっかりです(笑)。演技もそうですけど、ステージとか、公の場でのトークに苦手意識があったんです。でもどれもやってみるとそれぞれ楽しさがあるし、自分で可能性をせばめちゃダメだなって思うんです。ドラマでは僕らの曲(「I SWEAR」)も流れるし、いろんな方にFlowBackを知ってもらういい機会だというか。実際、大阪で、ドラマを観てイベントに来たっていう方もいましたからね」(MASAHARU)

「空耳かもしれないけど、この間、広島での移動中、『#セルおつ』って声が聞こえてきたよね(笑)」(JUDAI)

「聞こえた! そういうのがあると、やって良かったなって思うし、これからもいろんなことに挑戦してみたいなと思います。もちろん、僕は何よりも歌が好きなので、一番はFlowBackですけどね」(MASAHARU)