島の風土やおおらかな人々の温かさ、失敗もひっくるめてすべてを肯定する祥子の懐の深さに触れ、舞は自信を取り戻し始めた。一太の「舞、先に飛ばしてみんね。舞からやろうって言ってきたとは初めてやけん」というこまやかな気遣いにも背中を押され、凧あげに挑戦。2メートルの特大ばらもん凧は、みごと空へと舞いあがった。
自信を取り戻し、熱を出すことも少なくなった舞。それは、舞が大阪へ帰ることをも意味していた。一太はさみしさから「ずっとおらんね!」と舞を引き留めようともしたが、舞が「一太くん、ごめんな、帰る。(家族)みんなに会いたいねん」と自分の気持ちをはっきり言うのを聞いて、納得。別れの朝も、「おいのこと、忘れんなよ!」と笑顔で舞を送り出した。この2人の別れに涙は似合わない。
出会いから一貫して、引っ込み思案な舞を励まし、失敗してもフォローし、新しい世界へ連れ出してくれた一太。舞が寝坊して遅刻した朝には教室でおどけて和ませ、凧を壊されてしまっても気にしない。五島の空のように澄みきった心を持つ一太に視聴者からも「一太くん、めちゃめちゃいい子!」「イケメンだなぁ」「舞のことちゃんと見てくれてる。一太くんのやさしさがしみる」といった声が上がった。
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