――演じる際に心掛けたことはありますか?
鈴木:漫画を読んだときから、ちょっとした間や、心の機微がすごく大切になる作品だと思っていたので、そこは実写化しても大切に演じたいなと思っていました。
心がくっついたり離れたり、デコボコした関係が続いていくので、そういう強弱や、うまくいかないときでもお互いを思い合っているような表情などはすごく意識しました。
内田:パン子にはいろいろな試練が待ち受けているのですが、高橋くんといるときは、うそのない状態でいることを心掛けていて、掛け合いや間、一つ一つのキュンとする気持ちも、あまり決め込んでいかずに、その場での空気や感覚を大切に演じました。
――鈴木さんは岐阜弁に挑戦されていますが、いかがでしたか?
岐阜市内と大垣市は車で30分くらいの距離なのですが、イントネーションが若干違うみたいなんです。高橋くんは、昭和世代のおじさんと一緒に住んでいるので方言が強く残っている若者という設定で、毎回方言指導の先生に確認しながら挑みました。
――その出来栄えには、何点をつけたいですか?
もう撮影も終了したので…100点をあげたいです。
――数週間の地方ロケ(原作の舞台である岐阜・大垣市での撮影)はいかがでしたか?現地での印象深いエピソードがあれば教えてください。
内田:町の皆さんがすごく優しく協力してくださって、近くのたこ焼き店の方がたこ焼きを差し入れしてくださったりと、人の優しさやありがたみを感じました。
鈴木:都内にいると、ご近所付き合いとか町全体のコミュニケーションとかを感じづらいのですが、大垣は町全体がみんな家族のようでした。撮影に集まってきてくれる方が皆さん楽しそうに話しながら見学していたのがすごく印象的で、撮影にもたくさん協力してくださいました。空気も水もきれいで、すごくすてきな期間になりました。
――大垣で何かおいしいものは見つかりましたか?
内田:夏の撮影だったので、ご当地の「水まんじゅうのかき氷」を食べました。すごくおいしかったです。あとは、すごくお気に入りのラーメン店があって、「おいしいよ!」とみんなに自慢していたらチェーン店でした(笑)。
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