――2022年の「日本レコード大賞」や「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)ではグループとしても悔しい思いをされました。現在のAKB48についてはどのように感じていますか?
客観的に見て「根も葉もRumor」でAKB48がまた注目されるようになったようには感じているんです。「根も葉もRumor」をきっかけに出戻りしてくださったファンの方や、新しくファンになってくださった方との出会いもたくさん増えました。
今のAKB48がたくさんのファンの方と出会えているのはすごくうれしいことだし、ここ最近の1、2年は「あれに出られなかった」「これに出られなかった」と悔しがるよりも、そういう出会いを素直に喜べる期間だったのかなと思います。今いるファンの方たちを手放さないように、もっと興味を持ってもらえるように、愛してもらえるように頑張りたいです。
――個人として挑戦したいことはありますか?
舞台やドラマにも出たいなと思っています。そこで私のことを知ってくださった方に、「この子はAKB48の子なんだ」と思ってもらうことで、今のAKB48を見てもらえるような“きっかけの人”になりたいなと思います。選抜メンバーに戻るのも大事ですが、個人としてもたくさん、いろいろなお仕事を経験していきたいです。
――どんな役を演じてみたいですか?
主人公の友達役ですかね。
――主人公ではなく?(笑)
友達がいいです(笑)。ちょっとずつ積み重ねていきたいです。今までも、私は一気にグンっというよりは徐々に上がってきたのかなと思っているんです。友達役、お待ちしています!(笑)
◆取材・文=山田健史、スタイリスト=津野真吾(impiger)、ヘアメーク=原島未唯