俳優の長濱ねるが、10月18日に都内で行われた「SAKURA COFFEE」オープン記念イベントにゲストとして登壇した。「SAKURA COFFEE」は、日産自動車とブルーボトルコーヒーのコラボレーションによる“環境にやさしい未来のコーヒーショップ”をテーマに、新型軽の電気自動車「日産サクラ」による移動型店舗となっている。
「元々、日産さんの電気自動車とブルーボトルコーヒーさんを日頃から使わせていただいているので、その二つの企業さんがコラボするという驚きとワクワクの感想を持ちました」と、今回のコラボの感想を話した長濱。未来の地球のことを考えて環境負荷の低い持続可能な食材“FUTURE FOODS”をテーマにした、コラボ限定メニューを試食した。
まず、通常使用されるバターやヨーグルトの代わりに豆乳発酵食品を使った“くるみのソイケーキ”から。「上にトッピングされているオーツ麦がすごくかわいらしくて、こんなにフワフワもちもちさがあるのに、まさか小麦粉と乳製品を使ってないとは思えないです」と見た感想を伝え、ひと口頬張った。「すごくおいしいです! 小麦粉を使ってないのにしっとりしていて、甘さもクドくなくて、コーヒーを飲むのにピッタリだと思いました! 食感もザクザクしていて、食べ応えありますね」と目を細めた。
2品目は“オーバーナイトオーツ”。こちらは、オーツやチアシード、ドライフルーツ、パンプキンシードなどをオーツミルクに一晩漬け込んだもの。「すごく色鮮やかで、目からも楽しめますね!」と言って、スプーンで口に運ぶと「おいしいです! まず、上の柑橘の香りが鼻を通って爽やかですし、朝とか仕事の合間とか、バタバタしてることも多いので、そういう時にこれは食べやすいんじゃないかなって思いました」と感想を伝えて、もうひと口食べて満足そうな表情を見せた。
環境問題への意識について聞かれると、「私は九州の長崎県出身ということで、小さい頃からウミガメのための海のクリーンアップとかに地元の方と参加したことがあって、ゴミを目にする機会が多く、こういう問題に興味を持つようになりました」ときっかけについて話し、「日々過ごす中で、環境について考えることも多いです」と語る。
そして、「実は農業廃棄物であるブルーベリーを使って染めた衣装を着てきました。衣装さんが今回のイベントのために作ってくださって、食べられなくなったブルーベリーを染料として再利用している衣装です」と身につけている衣装も環境問題を意識したものだと明かした。
最後は、「“SDGs”という言葉をよく耳にするようになり、私と同じ世代の方も『言葉は聞いたことあるけど、何をしたらいいか分からない』『何となく難しそう』と感じている方も多いと思います。でも、日々の選択と言いますか、『今日はここでコーヒー買おう』とか『この車に乗ろう』とか『ここのお店を使おう』とか、そういう自分が消費者として利用することで協力者になるんだよということを知ってもらいたいです」と同世代に向けてメッセージ。
「私自身もこれから、企業さんに協力する意味を込めて、買ったり、飲んだりしていきたいなと思います」と宣言した。
◆取材・文=田中隆信