“元カノ”視点で描く新解釈「ロミオとジュリエット」ケイトリン・デヴァーの変幻自在な演技で悲劇が喜劇に<ロザライン>

2022/10/21 07:30 配信

映画 レビュー

「ロザライン」より(C)2022 20th Century Studios

そんな本作で、コメディエンヌっぷりを発揮している主人公、ロザライン役のケイトリン・デヴァーは、1996年にアメリカ・アリゾナ州で生まれ、テキサス州ダラスで育った。彼女は、2009年に「An American Girl: Chrissa Stands Strong」で映画初主演し、キャリアをスタート。2013年公開の「ショート・ターム」など、さまざまな作品に出演して経験を重ね、2019年のドラマ「アンビリーバブル たった1つの真実」、そして同年公開の映画「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」で注目度が高まった。

主演作「ブックスマート―」では、英国アカデミー賞 ライジング・スター賞にノミネートされるなど、役に寄り添った演技が高く評価されている。2021年公開の「ディア・エヴァン・ハンセン」でも好演し、11月3日(木)に公開される「チケット・トゥ・パラダイス」ではジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの娘役ということで期待値も高い。

若くして変幻自在な演技で作品に溶け込むケイトリン・デヴァー。それはこの「ロザライン」でもしっかりと見せてくれている。「ロザライン」は、ディズニープラスのスターで配信中。

◆文=田中隆信