バラエティ番組で「これまでに本を3,000冊ぐらい読んだ」と語るなど、読書家としても知られる。古本屋をめぐる楽しみにも一家言あり、全国大学生協連の企画で現役大学生と“本”にまつわる座談会をおこなった際には「1回お店の人のセンスを信用して、自分の好きな作家の本の間にある知らない本を買ってみると、割と自分の好きなタイプの作家に出会える」とアドバイスを送っていた。
そんな又吉が、本と本好きに愛情を注ぐ古本屋店主を演じているのが面白くもあり、味わい深い。まだ登場シーンは2回だが、演じる又吉自身のイメージを重ね合わせたという視聴者も多く、すでに「舞いあがれ!」ファンの心をつかんでいる様子だ。
貴司が熱心に読んでいた詩集は、実は八木が書いて自分で印刷したものだという。小学生ながら詩の言わんとすることを感じ取った様子の貴司に「分かるかぁ」と感激。第13回では貴司に「詩ぃ書くのって、楽しい?」と質問されて「しんどい。こないしんどいことあれへんな」と返答し、「なんで書くのか」という問いにも彼なりの表現で、生きることの息苦しさから解放されるために必要なものだと語った。今後、八木と彼の詩が貴司に多大な影響を与えていくという。
八木は、忙しい父・浩太(高橋克典)になかなか模型飛行機づくりを手伝ってもらえない舞にとっても心強い助っ人となった。彼の協力も得て、舞は飛行機への情熱を真っすぐ育んでいく。
10月20日(木)は第14回を放送する。舞はデラシネを“秘密基地”と呼び、久留美(大野さき)を誘う。そこで舞、貴司、久留美は三者三様の過ごし方をする。やがて久留美も、舞にならって模型飛行機を作り始める。(文=ザテレビジョンドラマ部)
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