――今となってはイチナナライバーのトップを走る鈴木さんですが、現在の位置に至るまでの過程をお聞かせください。
この5年間は基本的には音楽っていうところをまずやってみようって。収入的な面も含めて、ドラムを叩いて音楽を鳴らして、それで生活ができたらっていうのが始まりでした。
――ターニングポイントとなったのはいつ頃でしょうか?
コロナに入ったことは、僕にとってすごいターニングポイントでした。それまでは“時代的に陽キャが強かった”ですよね。みんなマスクもつけてないし、クラブに行くし、音楽ライブにも行くし、どっちかというと外に向けるベクトルが強かったじゃないですか。ただ、コロナ禍で、インサイドにベクトルが向かった気がして。みんなが“おうち時間”という家にいるのが正義みたいなときに、そもそも僕はずっと家にいるのが大好きだったので、僕の土俵になってしまったっていう(笑)
――コロナも最近では少し落ち着いてきていますが、今後の活動に変化はありますか?
そうですね。このコロナの間に僕は陽キャになる準備を始めました。絶対コロナは終息するので、終息した時にちゃんと活動できるように、明るくなろうみたいな。走り込んだり自分で曲を書いたり、とにかく次のステップの準備を今も進めている段階です。このビッグウェーブに乗っかって人生を変えようみたいな。
――コロナ禍で、アーティストの方がライブ配信を行う機会も増えましたよね
ライブ配信での発信については、アーティストっていう括りで考えるとすごく向き不向きがはっきりしていると思っています。でもアーティストって必ずしもみんながみんな1対1のトーク、あるいは画面に向かって喋ることが得意なわけじゃなくて、ただ音楽が好きで音楽をやっていて、結果それが売れたりして人が集まるわけじゃないですか。もしもライブ配信が伸びないと思うアーティストがいたら、ただ向いてないだけだと思うので気にしなくて良いと思います。ただ、たまに一見ライブ配信に向いていないと思う硬派なアーティストがアプリ内イベントで大注目されたりすることがあるんです。そのときは17LIVEっていいな、おもしろいなって感じますね。
――すでに17LIVEアプリ内の数々のイベントで1位を獲得しているそうですが、配信を続ける理由とはなんでしょうか?
やっぱり当初描いていた、まず音楽をやりながら生きていきたいっていうところが今も延長戦で続いているっていうのはあります。今どういう状態で音楽活動ができているのかを考えるんですが、僕としてはまだ満足できてないというか。
次のフェーズっていうのを僕が示していかないといけないなっていうのはすごく思っています。ライブ配信業界で自分が日本一になるとかっていうよりも、ライブ配信業界を日本一にしたいっていう思いがあります。なので、まだ全然ゴールでも何でもないですね。
――イチナナライバー同士はライブ配信業界を日本一にするためのチームってことですかね?
ライバー同士はアプリ内イベントとかでは、バチバチ戦うんですけど、よくよく考えたら仲間なんですよね。そういう意識でやっていけたら面白いし、こうやって思えるのは、17LIVEならではなのかなって。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)