放送中のドラマ「相棒season21」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)で14年ぶりの共演を果たした水谷豊と寺脇康文。杉下右京と亀山薫という最強の“相棒”のカムバックは、ファン胸アツの展開となったが、2人の間に14年という歳月の壁は全くなかった。
水谷:これが不思議なことに何が変わったのか探す方が難しいくらい相変わらずなんですよ。例えば2人で事件の聞き込みに行くじゃないですか。すると亀山くんがすぐ調子に乗るんです。相手の気分を良くさせるために、そこまでサービスしますかみたいなところがあって。そういうところが「君は相変わらずですね」という感じがして、横で見ていて楽しいです。
寺脇:相変わらずなのは右京さんも同じですよ。セリフにもありますからね。こっちが大変だって焦ってるのに、右京さんが冷静な顔していて。「相変わらずだな、全く!」って言うところが(笑)。
その変わらなさが、右京と薫らしさなのだろう。
寺脇:土曜ワイド劇場時代から含めて9年、ずっと2人でやってきた。その関係性がありますからね。信頼の土壌は大きいです。その上で、やっぱりここは違うなというようなところもいっぱいある。全部同じじゃなくて、それぞれ違う魅力を持っているところが、「相棒」の良さなんだと思います。
水谷:ふとね、何かのときに思い出すんですよ。あれ? どこかで亀山くんにおんぶしてもらったことがあったなって。そういう過去の場面がフラッシュバックするたびに、相棒として過ごした日々がよみがえってくる。だから、あまり時がたった気がしていないのかもしれません。ただ、間違いなく年は取りましたけどね(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)