菊池風磨、初のレギュラーMCに見るマルチな快進撃　スパイスのきいたユーモアと軽快なトーク力

NGナシ？軽妙なトークも持ち味

そして、菊池の魅力はトーク力なしには語れない。直近では10月17日放送「グータンヌーボ2スペシャル」(フジテレビ・カンテレ)にジャニーズとして初出演し、赤裸々トークを繰り広げた。恋愛話も避けることなく、はっきりと自分のエピソードや考えを述べた。長年担当しているラジオ番組をはじめ、どの番組でもNGナシ！と言わんばかりの構えで、リズミカルにトークを展開する。当たり障りのない言葉で片づけることはせず、菊池らしいユーモアと刺激を含んだ言葉で番組を盛り上げている。

今回MCを担当する「超絶限界」では、お笑い芸人コンビ・ニューヨークと共に番組を回す立場になったが、VTRを観ながらまるで視聴者の声を代弁するかのように辛口コメントを挟んでいる。MCという枠に囚われず、積極的に番組に参加するのも菊池のスタイルと言えそうだ。

メンバーそれぞれの活躍が光るSexy Zone

「アイドルなのに⁉」という菊池のギャップが活きるのも、Sexy Zoneとして築き上げてきた世界観やパフォーマンスが大いに影響している。菊池はステージ演出・構成にも携わっており、今年行われたアリーナツアーでは、コンセプチュアルな楽曲とバラエティー要素を盛り込んだ充実のステージで魅了した。Sexy Zoneのライブでもトークを回すが、時には年下メンバーからいじられるのも面白い。

他メンバーも、中島健人は2024年公開のHuluオリジナルドラマ「Concordia」(仮題)で海外ドラマデビューが決定。佐藤勝利は黒柳徹子と共演した朗読劇「ハロルドとモード」の大千秋楽を迎えたばかり。松島聡は10月期のドラマ「記憶捜査3～新宿東署事件ファイル～」(テレビ東京)に連続ドラマ初レギュラー出演と、それぞれ活発に活躍。昨年11月にデビュー10周年を迎えたSexy Zoneは、今年12月に初のドーム公演が決定している。