初期研修10カ月目、諏訪野(玉森裕太)は裕也(矢本悠馬)と一緒に総合診療科で研修中。総合診療科とは、他の科で診断がつかなかった患者を専門に診る場所だ。
指導医の榊健太郎(小手伸也)は、シャーロック・ホームズを気取っ診断を「謎解き」と呼び、諏訪野と裕也をワトソン扱いする変わり者。
そんな総合診療科に、病名不明の患者・工藤香織(堀田真由)がやってくる。香織は勤務先の商社で大きなプロジェクトのプレゼン用資料を作成中に、プレゼンを競う同期の佐々原雅人から「お互い、がんばろうな」と渡されたコーヒーを飲んだ直後、手指の痺れと四肢の脱力に襲われて倒れた。なぜ発作が起こったのか、救急科、脳神経外科、婦人科で調べても原因が分からないため、総合診療科にやってきたのだった。
「これって、たらい回しってやつじゃないんですか?」と不機嫌な香織のもとに、母・佳代(加藤貴子)が駆け付けると、その顔に見覚えのある裕也が「先生?」とつぶやく。佳代は、裕也が最近通い始めたパン教室の先生だった。思わぬ場所で顔を合わせた二人は互いを「先生」と呼び合い、ややこしい。
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