――カップリングの「Touch」は、表題曲とまた全然違う曲で、切なさが伝わってくるよいバラードになってますね。
Liyuu:ほんとですか?ありがとうございます。
――それこそ、歌の表情、言葉の表情がこの曲に反映されていると思います。切ない感情を表現するために、曲の主人公にどうやって気持ちを近づけていったんでしょうか。
Liyuu:歌詞に《花火》と出てきて、想像したシーンがあります。少女マンガみたいに、花火大会に行って、女の子と男の子はふたりで花火を見て、そしてお互いに目が合って、瞳の中に花火がある(笑)。
――(笑)。だいぶ具体的ですね。
Liyuu:お互いの瞳の中に花火、そして相手の顔と鼻、ぷわ~って感じ(笑)。で、後ろは花火がバーン、バーンって上がっているけど、でもなんか静かなんです。花火大会って、けっこう人がいるイメージがあるじゃないですか。でも、ふたりはふたりの世界に入っていて、まわりは静かです。そこに、花火の音だけがあるんです、バーーン!って。
――2月の1stのコンサートの後のインタビューで、ファンの人たちについて「離れたくない。離れることが怖い」という話をしてたじゃないですか。音源としてのリリースは久しぶりなので、そのファンの方々に今回のシングルを通して、どんなことを伝えたいですか。
Liyuu:アルバムの後に、けっこう長い時間、音楽活動が止まっていて。ライブもないし、リリースもなくて、「どうしよう?」っていう気持ちもあったりしたんです。「大丈夫かなあ?」「待っていてくれるのかなあ?」って。でも、コンサートのBlu-rayのイベントとかで、みんなとお話ができて、今は安心感が大きいです。
――その人たちに何を伝えたいですか?
Liyuu:「帰りましたぁ!」(笑)。ただいま、です。あと、もう1個あって、「止まらないです」って伝えたいです。
――これからアーティストとして、どんな自分を見せていきたいと思いますか。
Liyuu:もう、素な自分(笑)。このままです。
――素はどういう人なんですか。
Liyuu:素直です。あと、切り替え早いです。けっこう落ち込んだりはするんですけど、切り替えのペースが早い。ずっと落ち込まない。
――落ち込むことも、ある。
Liyuu:あるはある。でも、夜、家に帰ってから、もう切り替えます。帰り道だけすごく落ち込みます。ダンスとかが上手くいかなかったときとか、けっこう落ち込んで。泣いたりもするんですけど、切り替えが早いから、家に帰って他のことに集中して、忘れちゃうんです。
――家に帰ってアニメを見て、忘れる。
Liyuu:そうです(笑)。
――Liyuuさんの今後の音楽活動を楽しみにしている人はたくさんいるんじゃないかと思います。最後にメッセージをどうぞ。
Liyuu:これからどういう活動をするのか、知りたい人がたくさんいると思います。音楽活動は、一番したいなっていう考えがあって。だからこれからも音楽活動は続きます。止まらないですし、止めないです(笑)。進んでいきます。それを伝えたいです。
取材・文=清水大輔
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