井上想良“満”からシャツのボタンを外された小宮璃央“浩一”の照れ顔がかわいくも切ない＜永遠の昨日＞

満「浩一、お前たぶんもう死体だ…」

躊躇しつつも満は浩一の股関節を直してやる。そして、満は浩一の首の頸動脈のあたりに手を当て、確かめるように手首の脈も指を当てて図る。険しい顔をする満はやおら、浩一のシャツのボタンを外し始める。すると、こんな状況なのに浩一は照れ始める。「ちょっと待って、何!?」と言いながら、うれし恥ずかしそうに笑う。見ているとその無邪気な笑顔がかわいくも切なく映る。

満はかまわずに浩一のシャツをはだけさせて、浩一の胸に直に耳を当てる。その顔は真剣で、やがて何かを察して、満は浩一の胸に耳を当てるのをやめて浩一に向き直る。そして、「病院に行っても意味がない。浩一、お前たぶんもう死体だ…」と告げる。浩一はわけがわからず、え？と苦笑するのだった。それでもなお、屈託のない浩一の笑顔が切なく、雨は容赦なく二人に降り注いでいる。

この後、満は浩一が死んだことを隠して、このまま日常を過ごして行こうと模索し始める。彼らの運命はどうなってしまうのか？　二人の恋愛は？　これからの展開が気になり、次回が待ち遠しく思える第2話だった。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部