10月10日(月)よりスタートした よるおびドラマ「差出人は、誰ですか?」(毎週月~木曜深夜0:40-0:55、TBS系※一部地域を除く)。同作は、秋元康が企画・原案を手掛ける、完全オリジナル脚本の“青春ヒューマンミステリー”。「SNS社会に生きる若者たち」をテーマに、「本音で人と向き合うこと」「匿名を使わずに相手に気持ちを伝えること」の大切さを、「手紙」というアナログなツールを使って描いていく。
主演を務めるのは、TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」で、応募総数約5500人の中から視聴者投票で1位に輝き、同作が女優デビューとなる幸澤沙良。WEBザテレビジョンでは、“ことなかれ主義”な主人公・桑鶴美月を演じる幸澤、美月のクラスの王様的存在の成田育を演じる櫻井海音、美月が思いを寄せる相手・一ノ瀬斗也を演じる藤原大祐にインタビューを実施。お互いの印象や本作の魅力、撮影現場のエピソードなどを聞いた。
――台本を読んでみて、惹かれた部分はどんなところでしょうか?
幸澤:手紙の差出人が誰なのかというミステリー要素がある部分に惹かれました。私自身、ミステリーがすごく好きなのですが、先が気になる内容なので「早く読みたい!」と思いながら楽しく台本を読んでいます。
櫻井:素直にすごく面白いなと思って、作品に入り込んでいきたいという前向きな気持ちになりました。映像を何回か見返しているんですが、自分でもわからなくなるぐらいに展開が早いんです。いろんなことが次々に起きていく感じが視聴者の方も楽しんで見ていただけると思いますし、4日続けて放送された後に金曜日にYouTubeでも配信されるというところも魅力的だなと思います。
藤原:展開が多いので、何気なく流して見ても楽しめるという点と、考察して楽しめるという点の二面性が入り混じっているところに魅力を感じています。展開が多いからこそキャラクターの背景をあえて詳しく描かないことで視聴者が想像を膨らませて二度楽しめるようになっていると思うんです。僕も台本を読みながら、なんでこの子はこんなことをしているんだろう?と不思議に思うことが多いんですが、想像を膨らませるのもまた面白いんですよね。
――現場でのお互いの印象について教えてください。
幸澤:櫻井さんはすごく周りを見ている方で、とても優しい印象です。藤原さんはすごく面白くて、よく冗談を言って場を和ませてくださっています。
櫻井:沙良ちゃんは役に対する熱量をすごく感じます。ドラマ出演は今回が初めてなのに、現場での立ち振る舞いだったり、接し方だったり、自分の居方みたいなところがうまいなという印象です。でも、まだ守ってあげたくなるようなところもあるので、撮影中見守っていければなと思っています。大祐は面白いのはもちろんなんですが、締めるところはしっかり締めてくれる存在です。現場でのメリハリのつけ方や雰囲気づくりがすごくうまいなと思いますし、僕もたくさん助けられています。今後も一緒に頑張っていきたいです。
藤原:沙良さんは今回の作品が初めてとは思えないくらいスイッチの入り方がすごいです。撮影の直前まで女子高生らしい会話をしたり、皆で笑い合ったりしていて、その流れで撮影に入ることもあるんですが、沙良さんの表情が一気に変わる瞬間を目の当たりにして驚きました。現場に立った瞬間に雰囲気が変わるところも魅力の一つだなと思います。海音くんは年齢も芸歴も先輩ですが、クラスメイトとしてみんなと仲良くしたいと思ってくれているんだろうなという気持ちが伝わってくるので、そこがすごく可愛くて個人的にキュンポイントです(笑)。
櫻井:生徒役は僕を含めて20代のキャストが三人いるんですが、10代の役者さんがたくさん出演しているので若いエネルギーに負けそうになる時があるんです(笑)。なので、20代同士で肩を組んで頑張ろうという感じがあります。
藤原:歩み寄ってもらいながら、先輩らしく引っ張ってもらっているので本当にありがたいです。