<スター・ウォーズ>単独作も予定の人気キャラ、アソーカ・タノとは?幼少期に“ジェダイ”と発覚

2022/11/05 08:05 配信

映画 アニメ コラム

「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」に登場するアソーカ・タノディズニープラスで独占配信中/(C)2022 Lucasfilm Ltd.

「スター・ウォーズ」シリーズの新たな作品として、10月26日に配信された「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」。本作は全6話で構成された短編オリジナルアニメーションシリーズで、プリクエル・トリロジー(「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」から「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」までの3部作)の時代が舞台となっている。今作は大きく二つの物語が描かれていて、一つは“ドゥークー伯爵”、そしてもう一つはジェダイでアナキン・スカイウォーカーの弟子でもある“アソーカ・タノ”の物語。今回は、第1話「生と死と」、第5話「継続は力なり」、第6話「決意」にてメインで描かれているアソーカ・タノについて触れていきたい。(以下、ネタバレを含みます)

アナキン・スカイウォーカーの弟子


惑星シリの種族トグルータに生まれたアソーカ。3歳の時にシリを訪れたジェダイ・マスターのプロ・クーンが強いフォースを持つ少女アソーカを見つける。惑星コルサントのジェダイ・テンプルで“ジェダイ・オーダー”の1人として訓練を受け、“クローン戦争”時、ヨーダによってアナキン・スカイウォーカーの弟子に割り当てられる。

共和国グランド・アーミーの司令官としていろんな戦地に赴き、多くの強敵と戦い、共和国軍の勝利に貢献した。クローン戦争の終盤、ジェダイ・テンプルの爆破とレッタ・ターモンド殺人事件で濡れ衣を着せられ、追放処分を受けてしまう。アナキンが真犯人を捕らえて、アソーカの無実は証明されたが、ジェダイ評議会への不信感は拭えず、ジェダイ・オーダーに復帰することを拒否してしまう。

これまでに、映画「スター・ウォーズ/クローン戦争」とテレビドラマシリーズ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」で、アソーカの姿が描かれているが、今回の「テイルズ・オブ・ジェダイ」では、それらの中では描かれていなかった部分、しかも“スター・ウォーズ”ファンが知りたいと思っていた部分がピンポイントで描かれている。

赤ちゃん時代の“伝説”


第1話「生と死と」は、アソーカの生まれた瞬間から始まっている。惑星シリで、父親のナク=イルと母親のパブ=ティの間に生まれ、村中の人から祝福された。一年がたち、村の習わしに従ってパプ=ティはアソーカを狩りに連れて行く。獲物を仕留め、村にそれを持ち帰ろうとした時に虎と遭遇。パブ=ティが必死で応戦し、異変を嗅ぎつけた村人たちも応援に駆け付けるが、虎はアソーカをさらって逃走してしまう。

懸命な捜索にもかかわらず、虎とアソーカの行方が分からず、打つ手がなく思案していると、虎がアソーカを連れて村にやってきた。さらわれた後、虎はアソーカに凄んで見せるが、アソーカは泣いたりすることなく、落ち着いた表情で、虎の鼻に手を置き、心を通わせた。あるいは、虎の心を支配した。虎の背中に乗って村に帰ってきたアソーカを見た村の長老は、「アソーカはジェダイじゃ」と明言。誕生、そしてジェダイであることが発覚した瞬間が分かる重要な回となった。

第5話「継続は力なり」は、アソーカがアナキンの弟子の時期のエピソード。若きジェダイたちが受けるドロイドによる訓練を難なくこなすアソーカ。その様子を見つつ、アナキンは「あんな訓練は時間の無駄。本物を受けたくないか?」と言って、ドロイドではなく、キャプテン・レックス率いる第501軍団との訓練をアソーカに受けさせた。クローン・トルーパーたちとの訓練はかなりハードで、失敗すると1時間くらい気を失った状態になってしまうほど。この時、アソーカは14、15歳ぐらいだろうか。「クローン戦争」で“年齢の割に強い”と感じさせたアソーカの本質が垣間見えてくる。