「東宝シンデレラ」オーディション2022グランプリ発表会が11月6日に都内で開催され、埼玉出身の10歳、白山乃愛さんがグランプリを受賞。受賞の喜びと今後の展望を語った。
沢口靖子、長澤まさみ、上白石萌歌ら第一線で活躍する女優を多く誕生させた「東宝シンデレラ」オーディション。東宝創立90周年プロジェクトとして6年ぶり9回目の開催となった今回は、安保心結さん、今濵夕輝乃さん、岡本弥歩さん、白山さん、西川愛莉さん、原寧々さん、平野莉亜菜さん、藤本もあ菜さん、三宅りむさん、山戸穂乃菜さんがファイナリストとして登壇した。
ミュージカル賞を受賞したのは大阪出身の14歳、山戸さん。俳優部門でエントリーしていたが、審査の過程で歌唱、ダンスの実力を評価され、同賞の受賞に至った。
プレゼンターの上白石萌音からトロフィーを受け取ると、山戸さんは「ミュージカル賞を取れたというのは本当に信じられない」とびっくり。これまでミュージカルへはあまり触れたことがないと言い、「できないこともいっぱいあると思いますが、足を引っ張らないように精いっぱい頑張りたいと思います」と誓った。
また、大阪出身の12歳、西川さんは審査員特別賞を受賞。浜辺美波がプレゼンターとしてトロフィーを渡すと、西川さんは「本当にこんな大きな賞をいただいてうれしいです」と喜びをかみ締めた。
グランプリに輝いた白山さんには、プレゼンターの上白石萌歌がトロフィーとマント、ティアラを贈呈。「思っていないことが起きたので、びっくりしています」と思わず涙を見せた。
さらに、「お母さんやお父さんがいなかったら私は生まれていなかったし、生んでくれてありがとう」と両親に感謝。憧れは長澤まさみの名前を挙げ、好きなところを尋ねられると「演技がうまいし、もう全部です!」と目を輝かせていた。
◆取材・文=山田健史