アイドルグループ、#ババババンビの宇咲が10月23日に都内で、「週刊ヤングジャンプ」(10月20日発売号)単独表紙発売記念イベントを開催した。
今回、宇咲にインタビューを行い、初の単独表紙の感想や撮影秘話、10月21日に行った中野サンプラザ公演の感想などについて語ってもらった。
――初の単独表紙おめでとうございます!表紙が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
「ありがとうございます!最初に聞いた時は『え?本当に?』って、うれしさしかなくて!私のことを応援してくださる皆さんも『表紙を目指して頑張ろうね』って、私と同じ熱量で一緒に夢に向かって頑張ってくれていたので、そういった意味でも一層うれしかったです」
――撮影はいかがでしたか?
「撮影のお仕事はいつも緊張しないんですけど、このお仕事は3日、4日くらい前からずっと緊張していて...(笑)。撮影の前日なんか早く寝ないといけないのに寝られなくて、起きる時間の1、2時間前まで起きていて、『さすがに寝ないと!』って気合で寝て...という感じで、それくらい緊張していました。一人だとやっぱり心細い部分もあるしプレッシャーも大きくて、"メンバーがいてくれる安心感"というのを改めて感じました」
――ソロでの表紙というのはやはり特別な思いがあったのですね。
「事務所の先輩だったり同じグループのメンバーが雑誌の表紙を務めている姿を見て、憧れたり尊敬している部分があったので、自分もできるというのはすごくうれしかったですね。『いつかは表紙をやりたい』とは思っていましたけど、まさかこんなに早くできるなんて思っていなくて、本当に夢の夢の夢のようで。しかも、『ヤンジャン』で(表紙が)できるなんて思ってなかったですから!表紙はすごいことだというのは最初から分かってはいたんですけど、何度か雑誌に掲載してもらうにつれて『いろんな方の応援があって、次につながっているお仕事なんだな』っていうのを強く感じていて、より表紙の重さを感じていたので特別な思いはありました」
――撮影中のエピソードを教えてください。
「1泊2日で沖縄に行きまして、私は雨女なんですけど、この時は晴れていて奇跡を感じました(笑)。2日目の早朝から(宿泊地から)ちょっと離れたところに行って撮影するってなって、船を貸し切ってくださって移動したんですけど、まさか自分のために船まで出していただけるなんて思っていなくて感激しました。船上では、マネジャーさんとメイクさんと一緒に、船酔いしないように波に合わせてジャンプしながら移動しました(笑)」
――今回の撮影には裏設定があると聞きました。
「そうなんです。今回がヤンジャン3度目の掲載になるんですけど、実は初登場の時からストーリーがつながっていて。最初は『高校生で実家の銭湯を継ぐという道がありながらも、トリマーを目指したい』という設定があって、2回目は『トリマーをあきらめて古着屋さんで働いていたら、黄色いアイドル衣装に出合ってしまって、試着して、アイドルに憧れる』というのがあって、今回は『黄色い衣装を持ってアイドル修業のために沖縄に行って、路上ライブをする』という感じになっています」
――現実のアイドルというお仕事と少しリンクさせている演出になっているのですね。
「普段のアイドル活動でも、こんなに"アイドルアイドルした衣装"は着たことがなかったので、着た姿を鏡で見た時は自分でもびっくりしましたけど(笑)。しかも、路上ライブのカットは撮影だけじゃなく、国際通りで実際に路上ライブをしたんですよ!遠目のカットがほしいということでスタッフさんたちが離れてしまって、観光客の方とか『え?アイドルの子?』って言いながら立ち止まって見ていて、『アイドルではあるんだけど、今は偽のアイドルなんだよな...』とか思いながら踊ってました(笑)。デジタル写真集に本誌掲載とは別カットが載っていますし、『ヤンジャン』のYouTubeで歌っている様子が見られるので、ぜひ見ていただけたら」
――撮影の裏話は?
「路上ライブの時に、マネジャーさんがその様子を動画で撮影して、他のスタッフにラインで送ったら宇咲って気がつかなかったみたいで、沖縄にそんなに可愛い子がいるんだって送られてきたようで。(宇咲だと気づかず)本気なのか(宇咲だと分かった上での)冗談なのか分からなかったから、一旦そのままにしておいたらしいんですよ。そんなやり取りがあったことを知らない私は、『今、こんな感じの撮影してます』という報告も兼ねて、自撮りの写真に『宇咲です』っていうコメントを付けて送ったら、スタッフさんから『え?宇咲??』って送られてきて、私も状況が分からず『ん?』ってなって...。それをマネジャーさんに伝えたら、全てがつながって全員が状況を理解したということがありました。後で、『宇咲だって気付かなかったんですか?』って意地悪して問い詰めたら、『俺の見る目は間違ってなかった』って言ってごまかしてましたけど(笑)」
――雑誌が発売されて、周りの反響はいかがでしたか?
「SNSでみんなが『おめでとう!!』ってコメントをくれたりして、そのやり取りを見て私のことを知ってくださった方、雑誌を見て知ってくださった方もいて、『本当にヤンジャンってすごいんだな』って思いましたし、たくさんの方に見つけていただいてうれしかったです。そして、前から応援してくださっている方が、みんな自分のことのように喜んでくれたのが本当にうれしくて、『みんながいてくれたからこそ叶った夢なんだな』って改めて感じました。また、メンバーから『おめでとう』って言ってもらえたのが一番うれしくて!メンバーって同じグループではあるけどライバルみたいなところもあって、それぞれ悔しい思いとかもある中で応援してくれたり祝福してくれるメンバーがいるこのグループって本当に素敵だなって思いました」
――そんな素敵なメンバーと成し遂げた中野サンプラザでのライブの感想は?
「メンバー全員が『絶対最高のライブにしたい。集大成と言ってもいいくらい全部詰め込みたい』と思って、多くの方々に協力していただいて、無事走り切ることができました。しかも、前日に完売したことが本当にうれしくて、完売したからには端から端まで全ての方に楽しんでもらえるよう全力でやりました」
――ライブでは、2023年の4大都市を巡るツアーも発表されました。
「中野サンプラザでライブができたことも夢のようなのに、4大都市を回れて、しかも半年後には(東京公演として) TOKYO DOME CITY HALLでできるなんて!TOKYO DOME CITY HALLでライブをするという未来はもっと先だと思っていたので、一つ一つ夢がかなっていっているのがすごくうれしいです。一方で、たくさんの方に期待してもらえている分、期待に応えなきゃというプレッシャーも大きくて...。実は、中野サンプラザ公演でも緊張し過ぎて個人的に『フルパワー以上のものを出し切れなかった』という悔しい部分もあったので、半年後にはそんなプレッシャーもはねのけるくらい成長したいと思っていますし、グループとしても会場にふさわしいグループになっていけたらと思います」
――最後にファンの方にメッセージをお願いします。
「こうして活動できているのは本当に皆さんの応援があってのことだと思いますし、そんな皆さんがいてくれるからこそ、初めましての方々にも出会えるんだと思っています。私個人としてもグループとしても、まだまだ叶えたい夢がたくさんあるので、これからも皆さんと一緒に素敵な思い出を作っていけたらと思います。これからも私たちの物語を一緒に歩んでいってくれたらうれしいです!」
文=原田健 撮影=皆藤健治
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