――ここからは、バスケの話に移りたいと思います。NBAの今季のファイナルは史上初となる3年連続の同カード、クリーブランド・キャバリアーズとゴールデンステイト・ウォリアーズの戦いになりましたが、注目しているポイントはどこですか?
去年はウォリアーズが負けて、一昨年はキャバリアーズが負けた。そうやって勝ち負けを繰り返してきた両チームだから、この3度目の対決では「何が何でも勝つ」という気持ちで臨んでいるんじゃないかな。ウォリアーズはケビン・デュラントの加入が非常に大きいけど、デュラント、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの中心メンバーに加えて、優れた控え選手も揃っているのが強みだね。
キャバリアーズの強みは、間違いなくレブロン・ジェームズとカイリー・アービングだね。特に、レブロンはパスを回して、周りの選手を引き立てることができる。両チームとも、フォワードとガードは間違いなく強力なプレーをしてくるだろうから、インサイドの選手がどれだけステップアップできるのかがカギになると思う。毎試合、見るたびに考えは変わると思うけど、第7戦までいくのは間違いない。今のところ、第7戦でウォリアーズが勝つと思うよ。
――自身の2016-2017シーズンを振り返ってみていかがですか?所属するブルックリン・ネッツは、東カンファレンス15位という結果でしたが…
苦しいシーズンだったね。決して満足できる結果じゃなかった。でも、若い選手も、コーチも、自分も含めてチーム全体が、来シーズンにつながる成長ができたのは大きかった。チームとしての強い基盤は作れたから、それを成長させて、より良いチームになっていくのが目標だ。個人的には、リーダーとして自分自身が成長することを目標にしているよ。
――ロペス選手個人としては、今年4月、通算得点でブルックリン・ネッツ歴代1位になりましたね。
自分がこれだけ長くプレーしてきたことにビックリしたし、まさかチームの歴代リーディングスコアラーになるなんて想像していなかったよ。光栄なことだし、ビンス・カーターやケビン・ガーネット、ポール・ピアース、デロン・ウィリアムス、ジョー・ジョンソン、彼らのように優れたプレーヤーと一緒に戦ってきたから、今のレベルまで上がってこられたんだ。でも、記録を達成した日に弟のロビンがサージ・イバカを殴って、そっちの方が話題になっちゃったけどね(笑)。
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