――歌うまライバーとして活躍しているセレンさんですが、他のライバーさんとの違いはどこにあると思いますか?
私の配信って、変なこと言ってふざけたりとかすることも結構多くて、お笑い枠になりかけることもあるんです。主観なんですが、ライブ配信やられる方ってかわいい感じの配信の方がウケはいいってイメージがあるんですけど、私はそういう配信を全くしてないんですよ。視聴者をいじるし、私もいじられるって感じで。
でも、ここぞって時、歌を歌う時っていうのは、1曲1曲全力投球で配信しているんです。私は約1日置きに配信をするって決めていて、まばらに配信をしないので、決まった時間で、どれだけのショーを提供できるのかって考えています。ショーへのこだわりは誰よりも強いのですが、ふざけるところも全力でやりますし、歌も生半可な歌は歌いたくないって思いがあります。
――リスナーとの距離が凄く近い感じがしますね。
ライブ配信を始めてすぐに、リスナーさんの悩みを聞いたりしていると、その悩みの渦の中にいる内に距離感がわからず自分も悩んでしまいそうになりました。
――どのように解決されたのでしょうか?
この出来事をきっかけに自身の人間改革をしようと思ったんです。お世話になっている方に「自分を愛さないと、みんなに愛されないよ」っていう言葉をいただいた時に、自分を偽るのではなくて、ありのままをさらけだそうって考えるようになりました。
ありのままの私を見て、それが嫌なら離れればいいって思えるようになったので、少しメンタル強化ができてきて、最近は悩みの渦の中にいても飲まれることは無くなりました(笑)。
――セレンさんから見た、ライブ配信の一番の価値はどこだと思いますか?
リスナーさんとライバーとで幸せを共有できる場所だと感じています。リスナーさんから私の配信を見て、「セレン良かったよ!元気出たよ!」って言ってもらえると私も幸せだし、リスナーさんも配信を見て幸せを感じてもらえれば、お互いに幸せを分け与えられるところに価値があるのかなって思います。
――ライブ配信ではありのままをさらけ出しているとお聞きしましたが、テレビ出演の時はいかがでしたか?
テレビ出演の時は、特にバラエティーとかだと、良い発言をしないとカットされてしまうので、とにかく完璧に見せないといけないって思いが強かったです。当時所属していた事務所のマネージャーにも「ありのままでいいんだよ」って言われてもありのままって何?みたいな(笑)。なので、テレビ出演していた、2、3年前の自分は凄く嫌いでした。
――歌番組などがカラオケ番組に変化していて、“歌うま”は今のエンタメのトレンドのひとつになっていると思いますが、ライバーとしてどのように感じていますか
カラオケの採点って話題にはなるかもしれませんが、誰かの歌をカバーしたり、歌謡番組とかで歌って人の気持ちを動かす方が、自分は歌う喜びを感じられると思います。ライバーとしてメディアに出られることは嬉しいです(笑)。
――ライブ配信でカラオケを配信することに関してはいかがでしょうか?
テレビ番組とはまた違うところがあって、ライブ配信を1人で配信をしようとなると、手軽ですぐに始められるのがカラオケなんですよ。でも、ただ画面の音、リズムに合わせて歌うのではなくて、きちんと自分の歌として噛み砕いて、リスナーに伝えるってことをやった方がいいと思い意識して配信してきました。
――最後に、ライブ配信以外でセレンさんの歌を聞けるイベントなどがあれば教えてください。
私、親と血が繋がってないんですよ。私のオリジナルソングに親へ向けて作詞した「あなたとあなたへ」という曲がありまして、この曲を11月27日(日) 秋田市の秋田拠点センターALVE(アルヴェ)で開催される「結婚・子育て応援イベント」にて歌うことを予定しています。ぜひ一度、私の歌を聴いて頂きたいので、ライブ配信、イベントなど、来て頂けると嬉しいです!皆さんの太陽のような存在になりたいと思います。宜しくお願い致します!
◆取材・文=山田椋太
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