<アンナチュラル>真摯に役と向き合う姿が共感と感動を呼んだ石原さとみの“代表作”

2022/11/13 07:15 配信

ドラマ コラム

このドラマが放送されたのは2018年の1月クールだったが、2年後の2020年3月頃に「アンナチュラル」の第1話が大きな話題となったことがあった。それは第1話「名前のない毒」で取り上げられていたのが「MERSコロナウイルス」で、死亡した人に海外渡航歴があったり、院内感染の疑いが出たり、検出キットなどが登場していて、現実世界でコロナ禍になったことで改めて第1話が注目された。

それと、マーベルのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ではないが、「MIU404」と世界がつながってる部分もあるので、「アンナチュラル」にハマった人は「MIU404」もチェックしてもらいたい。

石原は、看護師(「Ns’あおい」)、医学部の学生(「ヴォイス〜命なき者の声〜」)、薬剤師(「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」)など、医療をテーマにしたドラマにも多く出演しており、それぞれ立場は違えど、“命”を扱う役をいろいろ経験しているので、このドラマでの石原の演技に視聴者は没入して見ることができるのかもしれない。

今は俳優業お休み中だが、そんな石原が復帰後、今度は役でどんな姿を見せてくれるのか楽しみだ。

◆文=田中隆信