小宮璃央“浩一”と井上想良“満”が昨夜「特別なこと」をしたかと聞かれて見せたリアクションにニヤニヤ<永遠の昨日>

2022/11/14 11:40 配信

ドラマ 芸能一般 レビュー

何かを察した鏡屋が昨夜ずっと二人でいたかと尋ねる


鏡屋が満に、浩一が死んでいることを告げると、満はため息をついて、浩一は生きている死体だという。鏡屋はその定義に納得し、「こんなに実態のある“鬼”は初めて見た。ちょっと感動」と嬉しそうに浩一の体をペタペタと触る。

戸惑う浩一は焦りを目に浮かべながら、満に振り向いて「みっちゃん、助けて」と言う。鏡屋に直接言わずに、満に助けを求める浩一がかわいくて微笑ましい。

満が鏡屋におもむろに「鬼ってなんだ?」と尋ねると、鬼は死者のことだと鏡屋は答える。橋本が浩一は鬼っぽくなくない?と鏡屋に聞くと、鏡屋はその場ですぐに御札を作って浩一のおでこに貼り、呪文を唱えた。

すると浩一の動きがピタッと止まり、鏡屋は御札が効くということは鬼だと言う。「鬼は封じるもの」と言う鏡屋に満が猛抗議し、御札を取ると浩一は息を吹き返す。鏡屋は、鬼は人を喰う生き物だと言う。食べ方にもいろいろあり、「身体を維持するためには誰かの生命や生気、またはそれに準ずる……」と言いかけた鏡屋は浩一と満に目をやり、「ねぇ、ひょっとして昨日ずっと二人でいた?」と満に聞く。満が肯定すると、鏡屋は目をすがめ、「何か、“特別なこと”しなかった…?」と意味深に尋ねる。鏡屋のつっこみにいい仕事をしてくれる!と見ている方は感謝するしかない。

それを聞いた浩一は慌てふためいて立ち上がり、「特別!?」と上ずった声を上げる。期待通りのリアクションで思わずニヤニヤしてしまう。そんなことするわけないだろとわざとらしく笑う浩一。満は冷静に「した、浩一の慌てぶりを見ても分かる通り、確かにした」と心のなかで肯定し、キスをしたことなどの昨夜のできごとに思いを馳せる。浩一の慌てぶりと満の冷静さの対比が面白くもかわいい。

彼らが“特別なこと”をする関係になったことが嬉しくてたまらない。浩一の顔色が良くなったことも動かぬ証拠だと考えられ、特別なこと”に確信が持てる。この後のBL的な回想に期待が膨らむシーンとなった。

構成・文/牧島史佳

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