声優、YouTuber、モデル、コスプレイヤー、そして2022年7月からは自身名義での音楽活動も。「マルチタレント」を掲げ、さまざまなジャンルで活躍する夜道雪(よみちゆき)のコラム連載、「夜道 雪のBlowin' the Night wind!(夜風に吹かれて!)」がスタート! 地元・北海道から上京し、現在の「表現者・夜道雪」が生まれるまでの道のりを、「夜道節」で綴っていきます。
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「お前ら夜道に気をつけろ!」
で、お馴染みになりたい!(願望)
どうも夜道雪です。
まずは今この文章を読んでくださっているアナタに感謝をお伝えします! 本当にありがとうございます!
掲載の写真を見て気になりましたか? タイトルに気になるワードがありましたか? 夜道雪っていう演歌歌手みたいな名前が気になりましたか!?
それはさておき、
今見てくださっている皆様の中には、夜道雪のことを初めて見たという方も、又は名前だけは知ってる、くらいの方もいらっしゃると思うので……。
1999年11月21日生まれ、夜道雪と申します。
名前を考えているときに、学校の帰り道が夜で、雪が降っていたときに思いついた名前だから夜道雪です(当然本名ではございません)。
アニメやゲームの声優、歌手、YouTuber、バイクタレント、舞台役者、などなど、幅広く活動しております。
「なんか色々やってんな、コイツ」と思われるだろうなと思い、表に出るときは一応、「マルチタレント」という体の良い肩書きを使わせてもらってます。よろしくお願いします。
では次に、なぜこんなにも職業が増えてしまったのか、マルチタレントを自称しているのかということを説明していきます!
元々私は、高校1年生くらいの頃、北海道でローカルタレントをしていました。
町おこしのイベントや地元のラジオとかテレビCMとか、ポスターモデルとか。
そういうローカルなお仕事をさせて頂くなかで、次第に「もっともっと有名になりたい!北海道こえて全国区で活動したい!」って気持ちが強くなっていきました。
とは言っても、別に北海道でもそれほど売れていないタレントでしたので……。
ボロボロになって終わったアイドル活動(黒歴史)なんかもしたことも……。
そんなある日、お仕事でたまたま訪れたスタジオのスタッフさんに「声がそこそこ可愛いから」という理由で、「ゲームのキャラクターボイスをやってみないか?」というお声がけをいただきました。
当時、まだ年端も行かぬ夜道雪は、芝居の経験は全くないにもかかわらず、プロの声優さんのお芝居を聞いただけの猿真似で、声のお仕事に挑戦……。生意気でした。
そのまま収録を重ねていくうちに、キャラクターに切り替わる”スイッチ”みたいなものを感覚的に発見できた(?)と、思ってしまったのです。
その感覚を例えるなら、夜道雪という素の人格を忘れる瞬間、と言った感じでしょうか(いやはやなんとも生意気だ……)。
そこからキャラクターになりきることの楽しさを知り、「もっともっと声優というお仕事をやってみたい!」と思うようになりました。
そんな私が、人生で初めて演じたキャラクターは、体は幼女、心はおばあちゃん、語尾は「のじゃ」な、狐の精霊。言うなれば「のじゃロリ狐娘おばあちゃん」といったところでしょうか……。
そのキャラクターが登場するゲームはサービスを終了してしまったのですが、あのとき「のじゃロリ狐娘おばあちゃん」を演じられたことは、私の現在の全てに繋がっていると思うので、お仕事をくれた当時のスタッフさんには感謝しかないのです(ありがとうございました)。そして「のじゃロリ狐娘おばあちゃん」にも。
すっかり別人格のキャラクターを演じる楽しさを知ってしまった私は、早速翌日から行動にでます。
声優学校、養成所探し、です。
卒業生、講師、学費、場所、様々な情報を集めて、最終的に決めた場所は東京の一等地にある養成所。「やっぱ東京行かなきゃ仕方ねーじゃん!」みたいなノリで…。まだ東京に行ったこともないのに…。
そうと決まれば最低限のみの荷物を背負い(とは言え引っ越しの荷物ゆえ、そこそこの重量)、いつもより少し車高の下がった愛車に跨ってフェリーに乗船。大洗港についてからさらに3、4時間、東京までバイクを走らせる。
当時18歳の私にとって血湧き肉躍る夢への第一歩なわけです。
アプリの到着予定時刻に近づくにつれ、ビルが高くなり人通りが多くなる。胸の高鳴りにつられてアクセルを回す右手もどんどん勢いづいていく。そこから、冒険気分のまま東京での一人暮らしがスタートしたのでした。
夜道 雪のBlowin' the Night wind!(夜風に吹かれて!)は、隔週土曜日更新。
次回は、12月3日(土)に掲載予定です。
スタイリング:菅晴子
ヘア&メイク:福島加奈子(ごほうび)
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