世界トレンド1位の恋愛ドラマ「silent」を恋愛のプロがガチ解説 恋する男たちが真似していいこと・ダメなこととは?

2022/11/24 19:00 配信

ドラマ コラム

木曜劇場「silent」

川口春奈主演の木曜劇場「silent」(毎週木曜夜10:00-10:54)が、今期秋ドラマで大きな話題を集めている。「silent」は、主人公が聴力を失ったかつての恋人と再会し、現実と向き合いながらも、寄り添い乗り越えていく姿を描いたラブストーリーだ。放送後、Twitterでは毎回のように世界トレンド1位を獲得し、見逃し配信の再生数が民放歴代最高記録を塗り替えるなど、多くの人を魅了している。そこで今回は、恋愛したい世の男性に向けて、恋愛本の著者であり、これまで1000件以上の恋愛相談を受けてきた恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに、恋愛ドラマ「silent」に学ぶ「実際の恋愛で使えるテクニック」について語ってもらった。(以下、一部ネタバレが含まれます)

恋愛・婚活コンサルタント菊乃


“ぽわぽわ”させてくれる湊斗と“キラキラ”させてくれる想ならどっち?


こんにちは、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。日本中の女性をキュンとさせ、時には切なくさせている恋愛ドラマ「silent」には、実際の恋愛に活かせることも多くあります。

青羽紬(川口春奈)は、高校時代に付き合っていた佐倉想(目黒蓮)と8年ぶりに再会。しかし、紬は今、かつて想の親友であり紬とは中学時代からの同級生でもある戸川湊斗(鈴鹿央士)と付き合っています。

紬が元気がないときに、かわいい動画が出てくるからと言って「犬と猫 仲良し」と動画の検索ワードまで指定してくれる優しい今カレ・湊斗と、元カレ・想の間で揺れ動く紬を見て、「あんなに優しくて弟とも仲がいい湊斗は逃さない方がいいのに」と思いながら見ておりました。

一緒にいてキラキラする男性もいいと思いますが、おばさん、おばあさんになっても一緒にいるなら一緒にいて“ぽわぽわ”する男性は貴重です。

想から学ぶべきは、第1話の「記憶に残る告白」


第1話で、高校時代の下校途中に想が紬に「好き!付き合って」と伝えて告白するシーンがあります。それで紬と想は付き合うことになりました。

一方、湊斗とは、はっきりとした言葉はないまま付き合ったことが第3話で描かれています。ブラック企業に勤めていた紬が疲れて弱っているときに、一緒にいて励ましてくれたのが湊斗でした。そして、紬は仕事を辞め、2人で過ごす時間がだんだん長くなり付き合うことになります。

別にこういう付き合い方だってよいと思いますよ。

でも女性は過去の出来事だけじゃなく「あのとき嬉しかった」「すごく感動した」とそのときの感情も一緒に覚えている方が多いのです。ストレートに「好き!付き合って」と気持ちを伝えて、その瞬間が嬉しかったら、ずっと覚えているのではないでしょうか。

「告白」が何故大切なのか?決定的な言動を避けライバルに負ける男たち


私は仕事柄よく恋愛相談を受けるのですが、近年増えている困る相談をご紹介します。なぜ困るのかというと手遅れで、もう相談されてもお手伝いしようがないのです。

『Aさん(31歳/男性)の相談例:マッチングアプリでマッチングして知り合った女性がいます。毎日メッセージのやり取りをしていて、3回ぐらい会ったのですが、それから女性から連絡が途絶えました。連絡したのですが、返信が来ません。どうしたらいいでしょうか?』

佐倉想に転生するとか、できればいいのですがごめんなさい。お手上げです。ドラゴンボールでも集めて。

女性の立場になってみましょう。

コロナ禍になり出会いもなく、マッチングアプリに登録しました。もしかしたら、年齢が上がる焦りもあったかもしれない。マッチングアプリに写真をちゃんと載せていれば、3桁以上の「いいね」が殺到していることもあります。仕事もしてそれなり忙しい中、たくさんの男性のアプローチを仕分けします。

その中で会ってもいいかなと思えるほどメッセージのやり取りが続いたAさんに対して、彼女も多少は期待していたのだと思います。「いいね」を送った男性のうちデートにまで進むのは1割未満でしょう。2回目デートをして、3回目にも誘われたときに、期待が大きくなっていたと思います。

何を期待していたのかというと「付き合ってください」という告白です。3回目に手を繋ぐこともなく告白もなかったらがっかりしたのではないでしょうか。

女性の多くは見知らぬ男性と会うことを楽しいとはあまり思いません。楽しくないけれど自分の将来を考え、しんどいけれど貴重な休日を使い、仕方がなくマッチングアプリで婚活しています。

呑気に「またご飯行かない?」みたいなLINEばかり来るならイラっとしたかもしれません。

「別にご飯友達を探しているわけじゃないし、進展がないなら他に行こう」とも思うでしょう。他の男性とも同時並行でやり取りしているのだからなおさらです。

Aさんは何回も食事して仲良くなったらその先に交際があると思っているかもしれませんが、職場恋愛ならいざ知らず、マッチングサービスを使った出会いならば3回目ぐらいのデートで告白をしないと女性は待ってくれません。

「告白」なしで彼女を作るのは"失礼”、逃げずに勇気を出して言葉で伝えましょう


今は「デートしましょう」と誘う男性はほぼいません。女性も「デート」と言われるとハードルが高くて身構えてしまうと感じる方も多いです。

誘う場合も「気になるお店があるから一緒に行きませんか?」みたいに口実を使って誘い出します。こういう誘い方だと仮に断られたとしても「ちょっとダイエットしているから」「今週は忙しくて」のようなお断りなので、フラれた感じにもなりません。

プロポーズも「結婚してください」より「今度、親を紹介したいんだけど」「マンションの更新だから一緒に暮らさない?」とか遠回しの表現で伝えてくる人も多いです。人生の節目を決めることなのに、自分の意思表示を避けるのです。

別に、何となく一緒に過ごすようになり親から「いつ結婚するの?」と言われて、流されて結婚したってよいとは思うのですよ。プロポーズらしいことがなく結婚したカップルもたくさんいます。

でも、これから出会いを探しているのに、告白ナシで彼女を作ろうとしていたら、かなり運任せでしょう。自分の未来なのに受け身で運頼みって、だいぶ残念です。

嫌われそうなことが怖いというのはわかるけれど、逃げずに勇気を出して「好きです。付き合ってください」と言葉にして伝えましょう。

目黒蓮がやるからキュンとするだけ。真似ちゃダメなテクニックも


silent」の中には、マネしちゃいけない恋愛テクニックも複数あったので、最後にご紹介します。

第1話の高校時代の回想で、想が紬に聞いている音楽を聴かせるため、自分がつけていたイヤホンを渡すシーンがあります。高校生ならギリセーフですが、耳垢がついているかもしれないイヤホンを渡すのは衛生上いやがる女性も多いので控えた方が無難でしょう。

また、第5話で紬の職場に突然「顔を見て話したいから」と想が来るシーンがあります。紬を心配するが故の行動ですが、実際の恋愛では相手の都合を考えないとただの身勝手男になってしまうので、大人ならきちんと相手の承諾を得てからにしましょう(笑)

いよいよ後半戦に突入した「silent」。今後、登場人物たちがどんな恋愛模様を見せてくれるのか楽しみですね。

菊乃プロフィール

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニストとして活躍。2011年に恋愛相談業で独立し、これまでに受けた恋愛相談は1000件以上。提供する恋愛コーチングは「具体的でわかりやすい」と好評を得ている。大手結婚相談所、行政などで婚活セミナー講師を担当し、『女子SPA!』でも婚活コラムを掲載。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」(すばる舎)ほか、恋愛に関する本も計5冊執筆している。恋活・婚活サポートサイト「NOVIO(ノービオ)」で、メッセージ添削や、マッチングアプリのプロフィール作成等のサービスを提供している。

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