初めてのワンマンライブをやり遂げた8LOOM。山下が「最初で最後。期間限定なので、本当に儚く散りたいので、これからも応援よろしくお願いします!」とあいさつをすると、NOAは「初日から本当に最高の景色を見させていただいて、皆さんのおかげです。いつもありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。森も「こういう活動をやってて良かったなと思えるのがライブだなと思えるので。今日皆さまにたくさん会えて、僕たちのパフォーマンスを見せることができてうれしいです」と喜びでいっぱいの表情だ。
八村も「また会いたいなと本当に思います。だから、また会える機会を絶対僕たち頑張ってつくりますので、またそのときに会えることを楽しみにしています」と再会を約束。綱は「最近アーティストっていう言葉にやっと少しずつ慣れてきたんですけど、これも期間限定ということで少し寂しい気持ちがもうすでにある」と名残惜しい気持ちをあらわにしながらも、「最後まで僕たち8LOOMのこと応援よろしくお願いします」と有起兄らしく明るく締めくくった。
そして、宮世が「期間限定で終わりが見えてるグループって僕たちしかほぼいないと思うんですよ、世界的にも。だから、世界でいちばんエモいグループだなと自分の中で思っていて、こうしてライブを一つ一つやっていくごとに別れが近づいているのがすごく寂しいんですけど、皆さんの人生の中での一つの楽しい記憶になってほしいなと思うので、今年いっぱいよろしくお願いします!」とエモいフレーズの数々で胸を熱くさせると、最後は高橋が「『儚く打ち上げて、どでかく散ろう』と、さっきも裏の円陣で僕が言ってたんですけど」と本番前の様子を明かし、「最初で最後っていうのがツアーについているっていうのが僕らならではでありますし、この景色を見せてくれたファンの皆さん、スタッフの皆さんに感謝しかない」と改めて感謝の思いを口にした。
ここで、高橋が涙ぐむようにして言葉を詰まらせ、他のメンバーからも思わず驚きの声が。高橋はこらえるようにして「デビューして4年くらいになるんですけど、こんな景色を見せていただけるとは思わなくて」と涙声で話しつつ、「本当に辛いときも正直たくさんあって、みんなについていけていないなとか、いろいろたくさん思った部分もあったんですけど、横を見ればこの6人がいてくれて、この6人のおかげで僕はいつも真ん中で立たせていただいて、みんなにも感謝しかないです」と8LOOM愛をさく裂。「皆さんが見ているこの景色を絶対に忘れずに、一生思い出に残るように、僕らもどデカく打ち上げますので、ぜひ盛り上がってください」と最後まで全力で走り続けることを誓った。
どんな花も永遠に咲き続けることはない。いつか必ずその花びらを散らせるときがやってくる。でもだからこそ、花は美しいのだろう。やがて来る終わりの日まで、全力で太陽を浴び、自分だけの花を咲かせ続ける。そのひたむきな姿に、私たちは心を奪われるのだ。
そして、この日、東京・LIQUIDROOMで咲いた7色の花はきっとみんなの心でいつまでも咲き続ける。8LOOMという期間限定の物語は、7人のボーイズと8LOOMYたちだけが分かち合える“一瞬で一生”の思い出だ。
本ライブの模様は、11月26日(土)夜8時よりTBSチャンネルで独占放送される。
取材・文=横川良明
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