2021年に放送された亀梨和也主演ドラマ「正義の天秤」(NHK総合)のseason2が制作されることが明らかになった。なお、放送時期は2023年春期となる。
同作は亀梨扮(ふん)する元医師の天才弁護士・鷹野和也が自身も冤罪の悲劇に苦しみながらも、数々の難事件の真相を暴く本格法廷ミステリー。
season1を撮影している時から、続きも色々と話を広げて作れそうだよね、とキャストやスタッフの皆さんと話したり、ラストシーンの撮影の際には、「またぜひお会いしましょう」という言葉を交わして、撮影を終えたので、今回こうしてseason2を実現できて、大変うれしく感じます。
season2でも引き続き繋がっていきますが、season1では鷹野の抱えるものが非常に大きかったので、season2では師団坂法律事務所ルーム1メンバーの活躍を僕自身も期待しながら、台本が届くのを楽しみに待っていました。
ルーム1のメンバーの活躍というのが、season2では深みを増していけるところだと思いますし、僕自身もどのような形で皆さんと絡んでいくのか、監督やスタッフの皆さんと打ち合わせをさせてもらいながら、撮影に向けて準備をしています。
この「正義の天秤」は、問題を解決する、被告人を弁護するということに関していうと、一風変わった作品になっているのですが、ルーム1のメンバーが突き詰める真実の正義とは一体なんなのか。
僕自身、しっかりと考え、落とし込みながら撮影に挑んで行きたいです。
一筋縄ではいかない、そんな作品を皆さんに届けていければと思います。season2もワクワクしながら楽しみに待っていてください。
「元外科医」の肩書を持つ人々の魂を救う弁護士・鷹野和也(亀梨和也)が師団坂法律事務所に帰還。前作の最終回で、恋人である雨宮久美子を襲った犯人・南野一翔の弁護を担い、葛藤の末、「一生をかけて被告人の心を治療していきたい…」と訴え無期懲役を勝ち取った鷹野。しかしその後、彼は師団倒法律事務所から姿を消した。それから3カ月後、事務所創設者の娘・佐伯芽依(奈緒)が彼を呼び戻したのだが、鷹野は一向に姿を見せない。その頃、刑事部門を担当する「ルーム1」所属で元判事の桐生実雪(大政絢)の元に、判事時代に無期懲役の判決を下した被告人から再審請求の依頼が舞い込む。自身の下した判決を覆すことになる上、「開かずの門」と呼ばれるほどに高い再審請求の壁に立ち向かおうとする桐生。鷹野はその彼女の「正義を見たい」と手を貸す。
一方、元ニートの弁護士・杉村徹平(北山宏光)は、ある日趣味であるゲームのオフ会に参加。そこで、謎の女性と出会うこととなる。
その後も、鷹野と「ルーム1」の元には、チームの結束を試すかのごとく、次々と難解な事件が舞い込んでくる。同作では「ルーム1」のメンバーそれぞれにもスポットをあてて展開。事件に邁進する彼らの抱えている知られざる過去とは。鷹野は彼らとどのように向き合っていくのか。さらに、鷹野が掲げる「治療的弁護」の原点も描く。