「スター・ウォーズ」シリーズのオリジナルドラマ第4弾「キャシアン・アンドー」。同作の主人公は、2016年に公開された「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の情報将校キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ/日本語版の声:加瀬康之)。「ローグ・ワン」より5年前を舞台に、帝国軍が銀河を支配する暗黒期の中で誕生する反乱軍の軌跡が描かれる。11月23日に配信された最終話では、かつて女性たちによる反乱グループの会長を務めていた、キャシアンの義母マーヴァ(フィオナ・ショー)の葬儀が大々的に行われることになり、フェリックスに多くのメインキャラクターが集まった。そして12話におよぶシーズン1の最終話ということで、アメリカでは「#Andor」が配信開始後すぐにトレンド1位になるなど、大きな反響があった。(以下、ネタバレを含みます)
帝国の支配がそこまで色濃くなかったフェリックス。元々、この惑星に住んでいたキャシアンは小さい頃に生き別れた妹を捜している最中にけんかをふっかけてきた近隣企業の従業員を殺してしまったことをきっかけに、多くの者から追われる身となった。まずは企業保安局の捜査員だったシリル・カーン(カイル・ソーラー)、そして、キャシアンの能力を買ってスカウトしたにもかかわらず、アルダーニでの反乱行為の“生き証人”でもあるキャシアンを消そうとしている反乱分子リーダー格のルーセン(ステラン・スカルスガルド)。さらに、帝国軍の盗品を売っていたことからキャシアンを反乱分子の一味と見なした帝国保安局(ISB)のデドラ(デニース・ゴフ)だ。
マーヴァの死を知った3人は、キャシアンが現れると見てそれぞれ葬儀が行われるフェリックスにやって来ていた。と同時に、訃報を偶然知ったキャシアンも街に戻っていた。葬儀の合図を知らせる鐘が街に鳴り響くと、楽団が一斉にレクイエムを演奏しはじめ、不穏な空気に警備にあたっていたISBはざわつく。そんなことはよそに人々が街の中心部へと歩みを進めると、マーヴァと共に暮らしていた箱型ドロイドのビー(B2EMO)が、彼女の巨大なホログラムを映し出した。
その様子をルーセンとその部下のシンタ、シリル、デドラ、そして高所からキャシアンが見つめていた。ホログラムのマーヴァは言う。「われわれは互いに支え合って、故郷フェリックスを作り上げた。向き合いたくない真実に目を背けたまま―――帝国は闇の中ではびこる病。われわれが眠るほどに力を増す。戦い自体が無駄かもしれない。手遅れかもしれない。しかし、戦い直すのだ。帝国と戦え!」と。日々、抑圧された暮らしを余儀なくされていた人々は、その言葉に鼓舞され、帝国軍に体当たりしていった。
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