内田雄馬が語る、初参加した“転スラ”での古川慎への感謝「一緒にアフレコすることができたんですが…」

「“このキャラ、(古川)慎くんの声がしそう”と思った」

内田雄馬 撮影=大石隼土/スタイリスト=奥村渉/ヘア&メーク=花嶋麻希/衣装協力=Iroquois、FORMER


――アフレコでは、共演者に大きな影響を受けたそうですね。

初めて演じる役なので、ベニマル(古川慎)たち大鬼族との心の距離感や空気感みたいなものが分からないまま、探り探りでアフレコに臨んだんです。弟分のベニマルと一緒にアフレコすることができたんですが、彼の投げ掛ける言葉がすごく柔らかい。大鬼族は部隊というより家族みたいなつながりがあるんだと感じ、そこからヒイロのアプローチも柔らかくなったというか。しっかりしているけど、お兄ちゃんのような温かさや柔らかさが生まれました。ある意味、ベニマルのおかげだと思いますね。

――なるほど。ベニマル役が古川さんということも大きかったのでしょうか?

ヒイロの資料を見たときに、「このキャラ、慎くんの声がしそう」と思ったんですよ。その後、オーディションの際にヒイロはベニマルの兄貴分だと知り、「ベニマルの声優さんは誰ですか?」と聞いたら、「古川さんです」と。「慎くん、やっぱりいた!」って。自分の感覚はそんなに間違ってないと思いました(笑)。ベニマルは、柔らかさや優しさを持ち合わせているところがいいですよね。いろんな経験をしてきたけど、自分に名前を与えてくれた主人公のリムルとか、今の自分たらしめるものをすごく大切にしている。ヒイロとの会話を見ても、大鬼族が元々持っている特性なんだろうなと感じました。シリーズを追っている人には、きっと知られていることでしょうが。

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