<キャシアン・アンドー>最高指導者スノークから囚人のリーダーキノ・ロイに アンディ・サーキスが明かす“神回”の裏側

2022/11/25 15:16 配信

ドラマ

「キャシアン・アンドー」より(C)2022 Lucasfilm Ltd.

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の直前を描いた「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の5年前を舞台に、反乱軍誕生の物語を描いたオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」。ディズニープラス独占で日米同時配信されている本作だが、これまで明かされることのなかった反乱軍誕生の瞬間が近づきつつあり、盛り上がりを見せている。そんな中ファンの注目を集めたのが、「スター・ウォーズ」新三部作でスノークを演じ、本作ではまた別のキャラクター、キノ・ロイ役で登場したアンディ・サーキス。そんなサーキスが、自身が演じるキノが活躍した第10話の撮影エピソードを明かした。(以下、ネタバレを含みます)

アンディ・サーキスがふたたびSWシリーズに


サーキスは2015年公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」で初登場した、銀河帝国の復活を掲げる組織ファースト、オーダーの最高指導者スノークを演じた名優。以降、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」にも登場。そんなサーキスが、本作では、キャシアンが強制労働を強いられた帝国軍の施設で囚人を取りまとめる監修役のキノ・ロイとして登場した。

施設から逃げることができない事実を知ったキノは、第10話で同じ施設で働く人々に向けて、囚人を代表し脱出のための熱いスピーチを実行。しかし、キャシアンらとともに施設からの脱出の直前まで同行するも、泳げないキノは海に飛び込む囚人を見送った。その後自身は別のルートで脱出することができたのか、もしくはそこで死を迎えてしまったのか、謎に包まれている。

「泳げないんだ」セリフに込めた思い


配信後、SNS上ではキノのスピーチ、そしてキャシアンらを見送る姿がファンの心に刺さり、“神回”と呼ばれるほどの熱狂を巻き起こした。そんなシーンの撮影についてキノは「『泳げないんだ』というセリフのシーンについては、あまり感傷的になりすぎずに怒るとか、自分の運命が見えてくるとか、いろいろなパターンを試したんだ。試行錯誤の末、最終的には“彼が自分の運命と折り合いをつけようとする”という形に落ち着いたよ。私にとって、そして私のキャラクターにとって、本当に探求的なシーンになったんだ。戦争への恐怖を感じるような、素晴らしくて興味深いシーンだった」と語る。

さらに、謎に包まれたままのキノについて「キノ・ロイの将来はわからないよ。彼はあの施設から抜け出せていないかもしれないし、なんにせよ、わからないんだ。でも、どうだろう。まだ何の話し合いもしていないんだ。結果を見ないとわからないね」とコメントした。