――役を演じるにあたり、事前に役作りなどはしましたか?
今回はほとんどしていないです。現場で、「こうした方がいいかな? ああした方がいいかな?」と監督と話しながら作っていくのが良いと思いましたので。 でも、美月との関係性を作るために、撮影の合間に積極的に幸澤さんとお話しするようにはしていました。最近、自分が人見知りということに気付いて。打ち解けるまでに結構時間がかかりましたが、幸澤さんが一度話せばたくさん話してくれるタイプの方だったので、すごく助けられました。
――学園ドラマということで若い方が多い撮影現場だと思いますが、現場の雰囲気はいかがですか?
現場ではヤングチームとアダルトチームに分かれていて。僕と櫻井海音君と三浦獠太君の3人がアダルトチームに属しているんですが、ふとした瞬間におじさん感が出てしまうんです(笑)。座る時に思わず声が出ちゃったり、気を抜いたらおじさんな一面が出ちゃうので、そういう時はアダルトチームのみんなで「出てるよ」って言い合っています。
――ヤングチームから影響を受けたり、何か教えてもらったりしたことはありますか?
ファミレスで女子のメーク道具を男子が試して遊ぶというシーンの撮影をした時は、撮影の合間に女子たちから、化粧を教えてもらうという謎の時間がありました(笑)。今って化粧をする男の子も多いので、知らないとマズいなと思ったので、たくさん教えてもらいました。
あと、みんなすごくTikTokをやっているんです。僕TikTokを入れてないし、これまで流行にアンテナを張らずに生きてきたので、現場で教えてもらいながらちょっとずつ理解しています。そういったことが、台本のない空白の部分を演じるときに役に立っていると思っています。