――駒木根さんは幸澤さんとのシーンが多いと思いますが、幸澤さんの第一印象を教えてください。
第一印象はめちゃくちゃ真面目で、生徒会長みたいな子だなと思いました。撮影の合間に、沙良ちゃんがスマホを見て何かを書いてたんです。何してるのかなと思ってちらっと見たらオンライン授業を受けていて。せりふの量も多くてすごく大変な中、すごいなと思って…。初めての現場なので、色々あたふたしちゃったり、大変な部分もたくさんあったりすると思うんですが、ちゃんと自分の時間を見つけて勉強しているところはすごく尊敬しています。
そういう真面目な部分もありつつ、最近は突っ込んだりボケたりできる関係にもなれて、いい意味で歳の差を感じなくなってきました。幸澤さんから愛のあるツッコミが返ってくることもあったりして、壁を作らずに接してくれることがうれしいです。合間にちゃんとコミュニケーションが取れているので、二人のシーンの撮影はすごく安心しますし、幼なじみという関係性もあって、みんながいるシーンの時は美月のことをよく見ています。
――幸澤さんのお芝居で印象に残っているシーンはありますか?
成田(櫻井海音)と馬場(窪塚愛流)が教室で和解をするシーンでの幸澤さんの姿に感銘を受けました。カメラが映しているのは成田と馬場なので、僕たち生徒はほとんど映っていないシーンなんです。でも、幸澤さんはずっと涙を流していたので、すごいなと思いましたし、繊細ですごく感情が豊かな方なんだなと思いました。
――それでは、健のシーンで、特に印象に残っているシーンはありますか?
美月の頭をポンポンするシーンです。終わった後に海音君や大祐君(藤原大祐)たちから毎回「駒木根君また(頭ポンポン)やったの?」って言われます。多分、「俺もそういうことやりたかった」っていうやきもちも少しあると思うんです(笑)。なので、もっともっと頭をポンポンして、みんなからやきもちを焼かれたいなと思います。あと、桃子(大平くるみ)との牧場のシーンは感情的な部分で難しくて、すごく緊張感があったシーンだったので印象に残っていますし、好きなシーンの1つでもあります。
――最後に、今後注目してほしいポイントを教えてください。
手紙ゲームによって生徒1人1人が抱えている問題や悩みが明らかになる中で、立花先生(柄本時生)が手紙ゲームを始めた理由や、キャラクターの新たな一面とそれに関する人間模様などから、相手に気持ちを伝えることの大切さを皆さんに感じてもらえたらいいなと思います。