「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した中山七里による「刑事犬養隼人シリーズ」の1作を原作に、綾野剛、北川景子ら豪華キャストを迎えて映画化した「ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−」が映像配信サービス・dTVにて配信スタートした。
綾野剛が演じるのは、破天荒で直感型の刑事・犬飼隼人。北川景子が演じる冷静沈着な分析型の刑事・高千穂明日香とコンビを組み、とある事件の捜査に当たる。
その事件の発端は、「お父さんが殺された」という少年からの通報だった。少年は、犬飼と高千穂に「知らない医者が来たあとにお父さんが死んだ」と明かす。
調べを進めると、少年の母親が安楽死を請け負う謎の医師「ドクター・デス」に依頼していたことが発覚。さらに類似した事件が次々と浮かび上がるが、被害者遺族はみな言葉を濁し、ドクター・デスをかばう証言を繰り返すのみ。
果たして、ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか、安楽死は正義なのか、究極の命題が突きつけられる中、重い腎臓病に苦しむ犬飼の娘・沙耶香がドクター・デスの存在を知ってしまう。
綾野剛は、無造作ヘアに無精髭、黒スーツというクールなスタイリングで犬飼隼人を熱演。普段は不真面目なムードを漂わせつつ、いざという時には瞬発力を見せる犬飼を、魅力的に表現している。キレ者の刑事としての顔と、娘・沙耶香に見せる優しい顔のギャップにも注目だ。
一方、犬飼とコンビを組む高千穂役の北川景子は、シンプルなスーツをパリッと着こなし、何事にも物怖じしない堂々たる存在感を発揮。互いに小言を言いながらも、絶妙なコンビネーションで事件を解決へと導くふたりの関係性が魅力だ。
また、ふたりの上司・麻生役を石黒賢、捜査チームメンバー・室岡役を前野朋哉、沢田役を岡田健史が演じているほか、捜査線上に浮かび上がる関係者に柄本明と木村佳乃など、実力派キャストが集結。
「白夜行」「神様のカルテ」の深川栄洋監督がメガホンを取り、手に汗握るクライム・サスペンスと重厚な人間ドラマが堪能できる「ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−」はdTVにて配信中だ。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)