タレントの王林が11月26日、都内で開催された第15回「日本シューズベストドレッサー賞」の授賞式に、関根勤、内藤秀一郎と共に出席。受賞を知った時の心境や、ワールドカップの感想を語った。
「日本ベストドレッサー賞」は、経済産業省の支援を受け「靴のめぐみ祭り市」実行委員会が制定し、その年もっとも靴が似合う、日本の革靴を美しく履きこなす著名人に贈られる。
受賞の知らせを聞いた時の心境について王林は「誰がそんな目で私を見ていたんだろうと思って、びっくりしました! でも、靴へのこだわりは強かったので、それが伝わっていたんだなと思ってうれしかったです」と喜んだ。
王林は、同授賞式のためにウエスタンブーツを制作したが、こだわり過ぎて間に合わなかったとのこと。完成時期を聞かれると「逆にいつ頃できますか(笑)」と言い笑わせ、「1ヶ月くらい打ち合わせして作ってもらったので、来なかったらショックです」と肩を落とした。
ブーツが完成したら、履いて行きたい場所は「青森を歩きたいですね。みんなが長靴を履いている中、おしゃれにウエスタンブーツでコーディネートしたいです」と口にした。
続けて、所持している靴の数を問われると「数えたことがないですね。人が一目で見渡せるくらいの範囲だと思います」と答え、会場を笑わせた。また、中でも思い出に残っている靴は「青森のこぎん刺しが施されたスニーカー」とコメントし、理由を「靴って自分をいい方向に進めてくれるアイテムだと思っていて、新たなチャレンジし始めた時にその靴を履き始めたので、一番思い出深いです」と説明した。
また、ワールドカップを観戦したか尋ねられた王林は「かすかに見ていました(笑)」と笑顔を見せ、同郷の柴崎岳選手のスパイクについて「毎シーズン、スパイクを青森の伝統工芸品と絡めて作っているんですよ。(今シーズンは)とうもろこしの皮で作る『きみがらスリッパ』の模様を入れていて、そういうところで青森が輝いているのはうれしいですね」と目を輝かせていた。
◆取材・文=大野代樹