ヘイデン・クリステンセン、“ダース・ベイダー”再演に「あの衣装をもう一度着られたことにも感動しました」

MCが会場のファンに向けて、「ジェダイになりたい方は拍手」、そして「シスになりたい方は拍手」と声をかけると、シスの時の方が大きな拍手の音が響いた。それを聞いて、ヘイデンは「ダークサイドにおいで」と笑顔で呼び掛け、ダニエルは「“スシ”もごちそうするから」と勧誘を後押し。

「ダース・ベイダーは、マスクの下に“アナキン・スカイウォーカー”がいたから、より愛されるキャラクターになったのでは」とMCに言われ、ヘイデンは「その通りだと思います。マスクの裏にはアナキンがいます。変わっていきながらも、どこかにアナキンの心が少し残っていて、それが息子への愛情となり、最後の贖罪になっていったんじゃないかと思います。アナキンの心が残っていることを、『オビ＝ワン』のドラマでも意識していました」と自身の考えを語った。

最後は、2人で声をそろえて「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」とファンに届けた。そして、ダニエルは「またね！　来年！ またね！　ありがとう！　ありがとうございました！」と日本語で元気に呼び掛け、ヘイデンも日本語で「ありがとう！」と伝え、ファンに手を振り、ステージ中央から去っていった。

◆取材・文・撮影＝田中隆信