そっか、じゃあ、応援してるその若手の芸人さんが決勝に行かないようにすればいいんじゃないかな?
――決勝に行かないようにですか。例えば?
例えば、相談者が同じ大会に出て、その応援してる芸人さんよりもウケて自分が決勝に行けば、その分、芸人さんが決勝に行く確率は減るわけだから……。
――相談者が賞レースに出る?
そう、相手を蹴落として自分が決勝出て人気者になれば…
――確かに、好きな芸人さんが決勝に行けない確率っていうのは増えますよね。でも、そのために自分でネタを考えたりしないといけないということですか。
そうですね。そうしてください。
――いやでも、いきなり芸人さんになるのって大変じゃないですか。
なんで?
――この方自身がお笑いをやりたいという感じではないんじゃないですかね?
あ、そうなの?
――応援はしたいとは思うんですよ。
そっかそっか。じゃあ、絶対に決勝行かなそうな芸人さんを好きになればいいんじゃない? 例えば、ネタの中で差別用語ばんばん言う人とか。
――それは決勝行けないでしょうね。
テレビでできないようなネタばっかりやる人、番組のスポンサーの悪口いっぱい言う人とか。
――絶対ダメですよね。
「どこどこの会社の商品は、体に悪いものいっぱい使ってるらしいよ!」とか、そういうネタをやったりとか。
――よくないですね。
あとは漫才のネタで、「僕、今度、新しい宗教を作って教祖をやってみたいから、お前ちょっと信者やって練習相手になってくれない?」みたいな。
――テーマがセンシティブですね…。
それだと、なかなか決勝には行けないよね。
――そうですね。でも、まず、そういう人好きになりますかね?
あー、ならない?
――そういうのを好きな方もいるでしょうけど、お悩みにある「売れてほしい」っていう気持ちがちょっと抜け落ちちゃうかなと。売れてほしいけど、離れちゃうのが悲しいっていうこのモヤモヤした気持ちをどうしたらいいのか…。
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