相談者「好きな芸人さんが人気になっていくのが、嬉しくもあり少し悲しいです」/配信者ようすけのお悩み相談 #3

2022/11/30 19:00 配信

バラエティー 連載 独占

【回答3】 気持ちは溜め込まずに、ぶつける!

<配信者ようすけのお悩み相談 #3>


この気持ちをどうしたらいいか…。まぁ、やっぱり気持ちは溜め込まずにぶつけたほうがいいよね!

――ぶつける? まあ確かに。

うん。応援している芸人さんに、「私はあなたに売れてほしいという気持ちはあるけど、テレビで人気者になるのは悲しいという気持ちもあります」っていうのを正直にぶつけたほうがいいと思う!

――迷惑じゃないですかね…? きっとその芸人さんは売れたいっていう気持ちがすごくあるのに、その人に売れてほしくないという思いをぶつけるんですか?

うん。そして、それをぶつけられた芸人さんも、言われて嫌だっていう気持ちがもしあったとしたら、その嫌な気持ちを相手にちゃんとぶつけたほうがいいよね。

――? えっ、どういうことですか?

「僕は今、あなたに、『売れてほしいけど、悲しい気持ちもあります』って言われて、すごく嫌な気持ちになりました」っていうのをちゃんと相手にぶつけたほうがいいと思う。

――でもこの相談者の方は、そうは言われたくないですよね。嫌われたくないというか。

じゃあ、その気持ちもぶつけたほうがいいと思う!

――その気持ちも?

うん。売れてほしいけど、遠くに行っちゃうのは悲しいです、って気持ちをぶつけて、芸人さんから、嫌な気持ちになりました、ってぶつけられたら、「でも私はあなたには嫌われたくないんです」っていう気持ちをちゃんとぶつけたほうがいいと思う。

――そうしたら、芸人さんのほうは、「その気持ちあるんだったら、なんで売れてほしくないという気持ちをぶつけるんだ」って言ってきません?

それもちゃんとぶつけたほうがいいよね。

――それも言い返す?

お互いちゃんとぶつけあったほうがいいと思う!

――嫌な空気になりませんかね…。

うん。それはもう先に気づいたほうがぶつけたほうがいいよね。「あ、今、嫌な空気になってますね」って。

――嫌な空気…。そしたら、それは芸人さんのほうからですかね?

そうだね。芸人さんが「今、嫌な空気になってますね」って言ったら、「確かに嫌な空気になっていますね」って言って、そこで共感が生まれるんじゃないかな。

<配信者ようすけのお悩み相談 #3>


――共感が生まれても、何も解決しなそうですけど…。

それかあれかな。直接本人に気持ちをぶつけるのが難しかったら、今やっている仕事にその気持ちをぶつけたらいいよね!

――なるほど! 悲しい気持ちを自分の仕事にぶつける、というのは確かにいい方法かもしれませんね。

例えば、その人が今歌手をやっているんだとしたら、その悲しい気持ちを歌に乗せてぶつけたらいいと思うし。

――まあ、歌手をやっていたらそういうこともあるかもしれないですね。

あとは、もしその人が画家だったら、その悲しい気持ちを絵にぶつけたらいいと思うし。

――そういうアーティスト活動をしている方は、そういうことができるかもしれないですよね。

あとは、例えばその人がドッジボールの選手だとしたら……

――ドッジボールの選手?

その悲しい気持ちをボールに込めて相手にぶつけたらいいと思うし。

――確かにぶつける相手はいますよね。

あとは、その人がマリオカートの選手だったら……

――マリオカートの選手…?

その悲しい気持ちを甲羅に込めて、相手の車にぶつけたらいいと思うし。

――赤甲羅とか緑甲羅とか…。まず、そのマリオカートの選手というのはなんですかね。そういう方がいるんですか?

うん、まあ、僕は直接会ったことないけど、いるんじゃない?

――クッパとかそういうことですかね?

あ、そうそうそうそう結構いるよね。

――まあ、何人かいらっしゃいますけど。

あとはまあ、学校の先生とかだったらね。悲しい気持ちをチョークに込めて、居眠りしている生徒にぶつけたらいいよね。

――まあまあまあ…。"ぶつける"ということがメインになっちゃってますよね?

あっ! 一番いいの思いついた!

――はい。なんでしょう?

やっぱり一番いいのは、その悲しい気持ちを漫才のネタに込めて舞台にぶつけて、それで賞レースの決勝に行ったら一番いいよね! そしたら解決するよね!

――あ~。

いいネタもできるし、応援してる芸人さんよりも目立つことができるし、解決じゃないかな!

イラスト:室木おすし


まとめ


――ということは、まとめますと、好きな芸人さんが売れちゃう悲しさを、漫才のネタにぶつけてネタをやれば……

賞レースの決勝に上がれるから、その芸人さんはあまり目立たなくなって、で、全部その悲しい気持ちも解決できる、と。

――では、結局、この相談者の方は漫才をやらないといけないということですかね。

まず漫才を始めてください。

――わかりました。

はい。

――今日も解決ありがとうございました!

良かったね。

〈#4につづく〉