アニメ「BLEACH」が10年ぶりに再始動。「BLEACH 千年血戦篇」(毎週月曜深夜0:00-0:30ほか、テレビ東京系ほか)として最終章が、とうとう映像化された。しかも声優陣は続投。これはもう、アツくならずにはいられない。主人公の黒崎一護の声を担当する森田成一に再始動への思い、そして「BLEACH」への思いを聞いた。
——「BLEACH」が復活すると聞いた時は、どう感じましたか?
実際に聞いたのは、数年前でした。うれしいという気持ちと同時に、漠然とした恐怖みたいなものを感じたことを強く覚えています。「千年血戦篇」で「BLEACH」が完結するのはわかっているので、これで物語が終わってしまうという恐怖。今までに、長く携わってきた作品の終わりを迎えたことがないので、一緒に歩んできたキャラクターが自分の中からなくなってしまう、という恐怖があったのかもしれません。
——10年ぶりのアニメのアフレコでは、どんなことを感じましたか?
収録日が決まり、当日までは緊張しないだろうと思っていたんですけど、どこか緊張していたみたいですね。家で何かしていても、ふと「BLEACH」のことを考えちゃって、「あ、そうだ、これをやってる途中だった」と我に返ったり。やっぱり僕は死神代行ではなく、人の子なんでしょう(笑)。
当日は行木竜ノ介役の山下大輝くん、斑目志乃役の瀬戸麻沙美さんという初出演のキャストと収録することになり、「BLEACH」なのに「BLEACH」じゃない、みたいな感覚でした(笑)。彼らの瑞々しい演技を聞いて、スタッフさんに「すみません…2人の演技なんですけど…」と言ったら、場が凍ってしまって。“座長自ら、若い子の演技に文句を付けに来たぞ”と思われたのかもしれません(笑)。でも僕が、「2人の瑞々しい演技と比べて、僕の演技はいらんベテラン感が出てませんか?」と続けたら…スタジオ、大爆笑です(笑)。そこで音響監督の長崎(行男)さんが一言、「いや、森田くんは若いよ!」。なんてフォローを入れてくれて(笑)。忘れられない第1話になりました。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)