森田成一が追い続ける、「BLEACH」黒崎一護の理想の声「僕はずっと、一護に困らされています(笑)」

「“BLEACH脳”ができてしまっている」

「BLEACH 千年血戦篇」ビジュアル (C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ


——久しぶりに演じて、すぐ一護の声を出せるものなのでしょうか。

前アニメシリーズが終わった直後にリリースされたアプリゲーム(「BLEACH Brave Souls」)がずっと続いていたので、一護の声は切れ目なく出していた印象です。出演者全員、そうだったと思います。ですがゲームだとセリフがどうしても必殺技や一言だけになり、会話劇がありません。会話劇をするのは、久しぶりでした。そこは、少し戸惑った瞬間もありましたね。

でも、他のキャラクターの声が聞こえてくると耳が覚えているのか、“その声が聞こえるとこの声が出る”と条件反射みたいになっていて。折笠富美子さん(朽木ルキア役)も「みんなの声が聞こえてくると、自然と自分の出すべき声が出てくる」と言っていました。アニメは7年半やっていましたし、その後も一護を演じ続けていたので、“BLEACH脳”ができてしまっているのかもしれません。

——TVアニメ「千年血戦篇」、第1話から最高でした。特に黒崎一護・井上織姫・石田雨竜・茶渡泰虎の4人が揃ったシーンは、胸アツ過ぎて…。

実は僕、今回の取材では逆取材というものをしているんです(笑)。インタビュアーの方々に「見てみて、いかがでした?」と聞いているんですけど、みなさん声をそろえて「現世チームが出てきたところで感動した」と言うんですよ。なぜなんでしょう?

——「BLEACH」で青春を過ごしたという人にとって、あの4人は象徴的存在だと思います。「彼らが帰ってきた!」って、なりますよね。

studioぴえろさんも喜ぶことでしょう(笑)。ただですね…、どのメディアも、まだこの逆取材を記事にしていないんですよ。ザテレビジョンさんにはぜひ、逆取材を受けたことを書いていただきたい!(笑)

関連人物