NHKおよびBS民放5社は、新4K8K衛星放送の魅力を伝えるべく「ボーっと見ないで!新4K8K衛星放送 A-PAB記者発表会」を12月1日に都内で開催。会見には「チコちゃんに叱られる!」(NHK総合)で人気のキャラクター・チコちゃんが特別ゲストとして出演した。
「こんちこわ~」と元気よく登場したチコちゃんは、新4K8KのPR動画を上映。「どこがすごいのか分かる番組を作りました」と宣言した動画の制作に、CGスタッフが総動員で取り掛かったことを明かすと、上映後は「画質がきれい」「技術が進歩していてビックリした」と率直な感想を口にした。
BSフジ常務取締役の荒井昭博氏は、4周年を迎えた4K8Kをより広めるためにチコちゃんをキャンペーンの推進キャラクターに抜てきしたという。大役に選ばれたことに感激したチコちゃんは、さっそく恒例の質問コーナーを実施。テレビの画面が昔より横長になっている理由について「なんで?」と詰め寄ると、答えられない荒井常務に「ボーっと生きてんじゃねえよ!」とおなじみのせりふを投げ掛け、会場を沸かせた。
その後は解説を行い「テレビが横長になったのは、迫力が出るから」と告げると「アナログテレビの時代からハイビジョンを研究してきた日本の機関が、横と縦の比が5対3か6対3の画面の時、最も迫力を感じることが分かったそうよ」と説明。「そのデータを基にしてハイビジョンの国際規格が決まったんだって」と明かし、“5歳”とは思えぬ博識ぶりを発揮して荒井常務をたじろがせた。
質疑応答でチコちゃんに叱られた感想を聞かれた荒井常務は「非常においしい気持ちになりました」と笑顔を見せ、各局が4K8K用の珠玉の一押し番組を紹介。BSテレ東の「石狩川源流紀行」やBSフジの「辻井伸行in富士山河口湖 ピアノフェスティバル2022」など、WOWOWも含め幅広いラインアップを披露。この冬に向けて4K8Kの魅力を強くアピールした。