小宮璃央“浩一”と井上想良“満”の“おでこコツン”に尊さと切なさで胸いっぱい<永遠の昨日>

2022/12/01 14:34 配信

ドラマ レビュー

浩一(小宮璃央・左)と満(井上想良・右)「永遠の昨日」第6話より (C)「永遠の昨日」製作委員会・MBS

小宮璃央井上想良がW主演を務めるドラマ「永遠の昨日」(毎週木曜深夜1:20~ほか、MBSほか)の第6話が、11月24日に放送された。浩一が死体となった悲しみを痛感する満と浩一が描かれ、彼らの気持ちが痛いほど伝わってきた。(以下、ネタバレを含みます)

“泣けて泣けて仕方がない”青春ラブストーリー


同ドラマは、交通事故に遭ってしまった高校生の浩一と同級生の満が心を通わせ、生と性を見つめて懸命に“生きた”二人の姿を描いた、榎田尤利原作のBL小説「永遠の昨日」が原作。

陽気でクラスの人気者の浩一と秀才で人付き合いが苦手な満。高校生の二人は正反対の性格ゆえに強く引かれあっている。しかしある朝、浩一は満の目の前でトラックにはねられてしまう。その場で起き上がり、いつものように笑ってみせた浩一は、確かに「生きて」いるけれど、クラスメートたちは次第に浩一の存在を忘れ始める。浩一が消えてしまうまでの限りある刻を懸命に輝かせた二人の姿に“泣けて泣けて仕方がない”青春ラブストーリーとなっている。

浩一と満のクラスメイト・鏡屋寿美子を大友花恋、橋本郁美を鳴海唯、クラス委員長を新原泰佑が演じる。また、浩一たちのクラスの担任・小河雅彦役で中村優一、生物学の教員・玉置役で朝井大智が出演するほか、浩一の母を北原里英、青海総合病院の内科医・香住遥を小林涼子、満の父・青海敏郎を松村雄基が務める。

浩一をはねた運転手に満は憤慨するが…

小宮璃央“浩一”「永遠の昨日」第6話より (C)「永遠の昨日」製作委員会・MBS


浩一をはねたトラックの運転手と病院で偶然再会する二人。満は浩一を死なせた運転手に対して強く憤りを感じた。

満は病院を出てトボトボと歩き、「お前腹立たないの?」と浩一に尋ねる。「お前をひいたやつだろ?」と責めるように満に言われ、浩一は「ちょっと待って考える」としばし考えを巡らせる。

浩一はひとしきり考えたあと、じっと黙って待っている満に向き直って、よく考えたら怒っていいかもという。満が焦れったそうに、よく考えなくてもそうだろというのに対して、浩一は「でも、なんかそういう気分にならない。みっちゃんが怒ってるからかな、俺の分まで」と明るく言い放つ。「は?」といらだちを隠さない満に、浩一は満が怖い顔してると言って近づくと、両手で満の口角をひっぱりあげて「やっぱり、こっちのほうがかわいいや」とクスクス笑った。

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